10月の第4日曜日、イギリスは冬時間に移行します!
ああ〜、またあの日がやって来る。
イギリスに住む多くの人々が(私とかね)ウンザリ感を持って迎える冬時間が…
冬時間、一体何のため?
イギリスでは10月の第4日曜日(または月末に最も近い日曜日)に冬時間に移行します。
1時間退行して、日本との時差は現在の8時間から9時間に。
ちょっと嬉しいのは翌日の月曜日の朝。
アッ!もう起きる時間だ、っと思ったその瞬間。

つかの間の幸せに浸る。
そこだけ嬉しい。
とにかく午後暗くなるのが早い!
でも直ぐに気づくんですね。午後暗くなるのがやたら早い。
そしてやや明るくなったように感じた朝もまたすぐ暗くなる日がやって来る。
午後3月時ごろにはもうかなり暗い。
朝家を出る頃は真っ暗。もちろん帰宅する時も真っ暗。
ウィンタータイム = 本格的な冬の始まり、なんですね。
イギリスではいつから冬時間を導入したのか?
そもそも時間を1年に2度変えるようになったのは1916年に遡ります。
人の生活をなるべく日照時間に合わせて、活用できる時間を長くし、燃料を節約しようという考えではじめたそうです。
何しろ第一次世界大戦中ですからね。
時間の切り替えは何の効果を狙ってるの?
実際それによる経済効果はとても大きいらしい。
照明や暖房などに使う電気の消費量が減ることで、電気代が国内で1年に50億円の節約になる。
またその分、二酸化炭素排気量が軽減される。
イギリスでは夏時間に移行して長い夜を得ることで観光産業に多大な貢献があり、年間5千億円分は夏時間の恩恵を被っているとか。
これに伴い、観光に関わる職も生まれる。
その他、他の国とのビジネス時間の共通時間が増える、
スポーツ選手がより長く練習できる、
夜が明るいことで交通事故が減る、
など、色々あります。
いいことばかりでもない冬時間?
でもこれ、夏時間の話ですよね。
冬時間に戻った時のこのやるせなさと言ったら。
でも、明るい未来もあります。
止まない雨はない。
終わらない冬時間も無い。
実際冬時間が終わる1カ月前ぐらいからまた徐々に明るくなって来ます。
そう、後ホンの4カ月の話ですから。とほほ。