Shrove Tuesdayはパンケーキデー!
シュルーブ・チューズデー(Shrove Tuesday)またの名をパンケーキデー
イギリス全国民がパンケーキを楽しむ日なのです!
イギリスでは伝統的にレモンをギュッと絞ってその上に砂糖をパラパラとかける、というのが主流でした。
最近はメイプルシロップも大人気です。
カナダ産のものがこの時期スーパーに沢山並んでいます。
薄いクレープ風パンケーキがイギリス式
更にはチョコレートソース、キャラメルソース、ついでにアイスクリームも乗せちゃおうっ、なんて何でもあり。
なんですが、もちろん主役はパンケーキ。
もっともイギリスのパンケーキは日本のホットケーキのようにふんわり厚めのものではなく、クレープのように薄いのが一般的。
焼きあがったパンケーキに好きなソースをかけて、巻いたり折りたたんだりして作るそばからドンドン食べる。
周りに目をギラギラさせた面々が待っていたりすると、作る方はコンロにフライパン2つを同時進行させながら、焼いたり食べたりそれは忙しい。
でもパンケーキはやはり温かいうちが最高に美味しいですからね!
自分を後回しにしてはいけません、一緒に楽しまなければ。
元々は宗教的な意味合いを持つ習わしだった
以前イギリスでは「レント」と呼ばれる宗教的な意味合いを持つ期間がありました。
そしてレントの間は、断食に近い質素な食生活を送るというのが決まり。
旧暦によって定められるそのレントが始まる前の火曜日、それがShrove Tuesday。
レントの間はバターやクリームなどリッチな食事は許されない。
ならばその前に使い切ってしまおう!てなことで、それが今のパンケーキデーにつながっているのだそう。
しばらく続く厳しい生活に入る前のお祭りみたいなものですね。
現在はその後の禁欲部分だけ省いてお楽しみの部分だけが残っている訳です。
今年のパンケーキデーはいつ!?と確かめたいなら
Shrove Tuesdayは普通2月にありますが、何日かはその年によって違います。
Googleで、’pancake day(2021などその年の年号)’とか’shrove Tuesday(その年の年号)’とか入れればすぐ何日か出てきます。
ちなみに2022年のパンケーキデーは3月1日ですよ!
「パンケーキデー」なんて、わざわざ日を定めなくたって毎日食べてもいいものだけれど。
やっぱり皆んなイベントが欲しいんですよね。
地方によっては、フライパン片手にパンケーキをひっくり返しながら街を走って競争する「パンケーキ競争」なども催されたりします。
ニュースで見たりすると、そりゃあ皆んな真剣にやってます。
2月は春の兆しが見え隠れするときもあるけれど、まだまだ寒いし日も短い。
名前をつけることで当たり前のものが特別に感じられる。
楽しむ口実は沢山ある方が楽しいですものね!