新千歳空港は広くてびっくり!
親子三世代レンタカーで回る夏の北海道旅行も遂に終わりを迎えますが、とにかく空港ビルの広さ侮るなかれ。
最後の最後にまさかの迷子騒ぎですよ!
新千歳空港では1階の一時手荷物預かり所に大きな荷物を全部預け、さっそく3Fのレストラン街へ向かいました。
最初にお腹を満たそう!
念願だったお寿司を食べ、お腹を満たし、さあショッピングタイムです.
それぞれのお土産を買いに別れたのがトラブルの始まり!
土産物店が並ぶのは2F。
エスカレーターで2Fに降りた所で、それぞれお土産を見たいという家族全員に言いました。
「じゃあこれから各々好きに買い物してね。」
「40分後の5時10分前ににまたここで集合ね」
「飛行機の時間は6時だし、1Fで預けた荷物も受け取らないといけないから、遅れないで5時10分前にはここに帰ってきてね!」
じゃあ、解散!
皆んな楽しんできてね〜、とそれぞれに散りました。
まさかそれが後で大変なことになろうとは

幾つものレストランやお店だけでなく、上にはシネマや温浴などの娯楽施設もある。
それに凄い人、2Fは特に夕方のデパ地下のような人混みです。
「北海道に来て初めてこんなに人を見たなあ、迷子になったら大変だ。」
そうして私も買い物に走りました。
そして30分ちょい。
5時15分前には待ち合わせのエスカレーターの前に戻りました。
程なく夫と娘が到着。

母の姿がまだない。
まあまだ待ち合わせの時間ぴったりじゃないし、来るよね〜、と一抹の不安を抱えつつも待っていたのですが、一向に現れない。
マサカ迷子になったんだろうか…(汗;)
「あっ!!」
そう言えば買い物途中で母に一度出くわしたのだった。
トイレ近くの静かな場所で買い物袋を降ろして休んでいたっけ。
あの時ちょっと言葉を交わした。
「お母さんはもうお土産買ったの?私はもうちょっと見てくるからね」
と言って私はその場を離れたのだった。
母は後ろで「分かった、待ってるからね」とか何とか言わなかったか?
「….……(汗;)あの時記憶が上書きされたに違いない!」
きっとあの会話で母の中では最初に決めた待ち合わせ場所が、偶然会った場所に書き換わったんだ。(真っ青)
あのままずっとあそこで待っているのかも知れない。
慌てて母の姿を求めて走る!
トイレの場所を言って娘を走らせたのですが、見つからなかった〜と焦って帰ってきました。
時間は刻々と過ぎていきます。
夫とムスメに預けた荷物を取りに行ってもらおうかとも思いましたが、言葉の問題もある。
ここでダブル迷子にでもなったらエライことです。
今度は私が走り、確かこの辺だったよなあと思う所に行くと、母がちんまり立っているではないですか。
血相変えて走ってきた私を見て、
「遅いじゃない、心配したのよ〜」と母。
母が見つかってからがまた大変!
さあそれからが大変です。
母を連れ帰ったものの、チェックイン前にまず1階に行って全員分の荷物を受け取らなければならない。
が、下に降りるとさっき見たのと全然様子が全然違う。
「アレ?ここ何処!?」(再び真っ青)
後から気がついたのですが、新千歳空港は大きく弧を描いた作りになっている。
まあ空港ってそうしたものですが。
私たちが最初に荷物を預けた場所からは、ずーっと離れた場所に降り立ったのだと気がつきました。
ヤバイ、5時20分じゃないの。完全にヤバイ時間になってる。
迫る飛行機の時間(汗)
母を走らせたくないのでムスメに、
「パパと私が全部荷物を受け取って戻ってくるから、後からゆっくりグランマと歩いて来て。絶対に走らせないでね」
と言い置いて、夫と2人猛ダッシュ。
ゼイゼイ走ってやっと預かり所を見つけ、荷物を受け取り、後から焦ってやって来た母と娘と合流しました。
(走らないでって言ったのに!!)
それから2階のチェックインロビーに登り、搭乗カウンターにたどり着いたのが5時35分。
ギリギリセーフ〜。(ワキ汗ハンパない)
自販で買った冷茶を一気飲みして、飛行機に乗り込みました。
「あー、参った。6日間のリラックスがこの30分で吹き飛んだわ」
なんてね。
それもこれも後になってみればいい思い出!
それも含めて今ではいい思い出ですけど。
無事皆んなで帰ってこれたのだし、やはり私達はこれ以上ない恵まれた時間を一緒に過ごしたのですから。
この三世代旅行、計画を立て始めた時は「本当に大丈夫なんだろうか」と不安を感じないでもなかった。
日程を決め、飛行機の予約をし、全員にとって無理のないルートを考えて決め、それに合わせて宿を取り、レンタカーを借りる。
インターネットのおかげで手続き自体はイギリスからでも難なくできた。
それでもやはり「ホントにちゃんと予約できているのだろうか?」と現地に行ってみるまでヒヤヒヤしました。
慣れていないので、たった6日間のためにすごい時間とエネルギーを費やしたと思う。
色々と気を使う三世代旅行、それでもまた企画する?
またあれをやるか?と言われたら、
「もちろん、やってやるぜえ」ですよ。
考えた分楽しかったし、みんなが喜んでくれるのが嬉しかった。
自分の至らなさや迂闊さに我ながら呆れたり、思った通りに行かなかったことも色々あったけれど結果オーライ。
旅が何倍にも膨らんだ感じです。
それにしても北海道は本当にでっかいどう!
大きくてとても一度二度では回りきれません。
何よりも自然が素晴らしい。
ツアーが寄る施設はチラ見すればそれでいい。
それよりも周りにある自然を楽しむのがいい。
今度行く時は、違うルートに挑戦しますよ〜。
(旭山動物園にも行きたいな)
↑これを書いている時に、偶然にもムスメが「こんなの見つけたよ〜」と言って持ってきました。
