昭和新山を見てから洞爺湖へ行こう!
北海道旅行6日目は朝からピーカンの快晴、今日はまず昭和新山を見てから洞爺湖に行こう!
登別から室蘭方面に向かい、海岸伝いに洞爺湖へ向かいます。
昭和新山の大きさにびっくり
海が見え隠れする快適なドライブ、45分ほどで先ずは昭和新山へ着きました。
「あれが昭和新山かあ〜」
小学校の頃に何かの読み物で、畑にイキナリ隆起した山に腰を抜かしてるオジサンの絵を見た覚えがある。
間近に見る山は思ったよりも大きい!
何もなかった平地からいきなり山が盛り上がってきたら、そりゃびっくりしたに違いない。
自然の脅威を形として見せつけられているようだ。

焼きとうもろこしの香りに誘われて
昭和新山近くにロープウェイ乗り場があり、そこから隣の有珠山へ登ることができます。
乗り場に向かう途中、トウモロコシを焼く香ばしいいい匂いが漂ってくるではないですか。
「甘いよ、美味しいよお〜、食べてきなよ〜トウモロコシ。そこの畑で育てたんだよお」
と、イキナリどこからともなくやってきたオジサンの客引きに会いました。
「え、オジサンが育てたの?」
「そうだよ、新山のすぐ裏に畑があるんだよ〜。今年はいい出来でさ、すごく甘いから食べてってごらん!」
「うーん、じゃあ食べようかな」
「あ、2人で1本で十分だからね。このヒトに2つに折ってもらうといいよ」
と、黙々とトウモロコシを焼いていたオジサンに、「トウモロコシ2本ね、2つに折ってあげて!」
と言ってそのままスタスタと去って行ってしまいました。
あんなに食え食えと押してきたのに。
商売っ気があるんだか無いんだかよく分からないオッサンだ。
でも最後にハケで醤油を塗ってジュッと焼いてくれたトウモロコシは本当に美味しかった!
「あんなに朝食を食べてきたのに我ながらよく入るよな、でも丸々1本は行けた」
と自分でも感心しつつも。
さあ、ロープウェイへ!
ロープウェイで有珠山へ
ロープウェイから見下ろす昭和新山はさらに大きく見えます。
1944年に農地だったところが突然の噴火を起こし、以来数回の噴火を繰り返して今の形に落ち着いたそうです。
自然のエネルギーって本当に凄いなあ、とあらためて感心するばかり。
なんつって今噴火したら腰抜かしちゃうけど。
有珠山からの眺望が素晴らしい
有珠山展望台からの眺めがまた素晴らしい!
昭和新山、眼下に広がる洞爺湖、遠くに見える青い山々。
さらに階段を上っていくと有珠山の火口展望台があり、ここはまた違った景観。
登頂付近に緑は殆どなく、むき出しのゴツゴツした奇岩を見ることができます。
洞爺湖でモーターボートに乗っちゃう?
次は洞爺湖へ。
ロープウェイ口駐車場から湖畔近くに車を移動させました。
遊覧船に乗って中之島へ渡ろうと遊覧船乗り場を目指して記念撮影などをしながらブラブラと。
通りかかったモーターボート乗り場のあんちゃんに遊覧船乗り場を尋ねると、
「あそこだけど、今ちょうど出たところだよ。次の船は30分後だな」
と既に乗り場を離れた遊覧船を指さしました。
「遊覧船代に一人500円増しでモーターボートに乗れるんだけど、どお?」
「乗る乗る乗る!」
大乗り気の夫とムスメ。
母はどうかな〜と見ると、さっさといの一番に乗り込んでいる。
モーターボートは立って乗ろう!
モーターボートを発進させるなり操縦する兄ちゃんが、
「立ちなよ、立ちなよ!」
促されるままに手すりを頼りに立ち上がってみると、これがホントに楽しい!
バイクのように斜めに倒れたりしながら弧を描くように湖面を速く進むのが爽快で、まー気持ちのいいことよ。
横を通った遊覧船の乗客と手を振り合い、短くもエキサイティングな時間を堪能しました。
こんなにハイな気分になったのは久しぶりだ。
乗って良かった!
中之島に着き、
「この乗車券であの遊覧船に乗って帰ってこれるから」
と私達にチケットを渡し、あんちゃんは去って行きました。
うーん、もっと乗っていたかった〜。