ハンコアーティスト百世さんによる“よなよなハンコ”って知ってますか。
ネット版朝日新聞に掲載されているのですが、百世さんの手になる作品がとっても可愛い!
可愛いだけでなく、モチーフのキャラクターが活き活きとしてユーモアがある。
ハンコによるパターン作りが紙面にリズムを生み、それがまるで音楽のよう。
作品からパワーが感じられて、毎週新作を見るのが楽しみです。
シンプルなデザインのものがが多いけれど、時にはあっと驚くスゴイ大作もある。
「一体何センチの中にこれが収まっているんだろうか!?」みたいな。
「うーむ、消しゴムおそるべし」というか、
百世さんというアーティストの力量とハンコ愛を感じます。
百世さんはロック歌手だった忌野清志郎さんのお嬢さんでもあります。
ハンコ作品とともに毎回エッセイ掲載されており、その回の作品のアイディアに関わることが綴られてこちらも面白い。
その中で、時々ご家族の楽しいエピソードも書かれているのですが、これがまたとても良い感じ。
数あるエピソードの中で、特に「いいなあ〜」と思ったものを一つ。
ある時ソファでうたた寝してしまったお母さん。
百世さんとお父さん(清志郎さん)で寝ているお母さんの似顔絵を描き競う、というものです。
(お話の内容は実際の記事を是非読んでくださいね。)
https://www.asahi.com/and_w/20190509/519592/
お兄ちゃんが審判として良い方を選ぶことになり、ますます気合が入る百世さん
お母さんが目を覚まさないうちに!と緊張しながらも、お父さんに負けまいと一生懸命にお母さんの寝顔を素早くリアルに描こうとする興奮が手に取るように伝わってきます。
ソファで口を開けて寝ているお母さんを家族で囲んでいる様子と共に、居間の明るい風景まで想像できる。
子供ってこういうのが楽しいんだよなあ。
それをプロデュースするお父さんていいよなあ。
子供にこんな思い出を作ってあげられた清志郎さんはスゴイなあ。
つくづく思いました。
百世さんの個展が御茶ノ水ディスクユニオンで「レコ花展」として催されるそうです。
(と、今回の記事にありました 2019.07.04)
残念!日本にいたら絶対見に行っていたのに。実物が見てみたかった!
私も何か、彫ってみたくなったなあ〜。
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