日本でもニュースになったようですが、エリザベス女王の夫であるフィリップ皇太子が運転免許を返上したことがニュースになりました。
先月、公道で事故を起こし、殿下の車が横転している映像がテレビでも見られました。
この時殿下にケガはなかったそうですが、相手の車を運転していた女性がケガをし、仕事を数日休むほどであったとか。
その後も殿下がシートベルトをせずに運転をしているところを目撃されたとか何とか。
呆れたお人だ、てか迷惑この上ない、と誰もが思ったに違いない。
陛下はオントシ97歳。事故を起こした時点で運転免許を返上して然るべきだった。
ここで不思議なことが一つ!
普通、公道を運転するのには必ず自動車保険に入っていなければならない。
ドライバーの年齢や事故歴などによって保険に入ること自体が難しいこともある。
当然この審査は年齢が上がるごとに難しくなるわけです。
義父は85歳でイキナリ保険料がハネ上がったとコボしていた。
義父の友達の女性に至っては85歳になったおり、自動車保険の更新を保険会社から一旦は拒否されたそうです。
彼女は「自動車が無いと買い物にも行けない!車は私のライフラインである(交通の弁がかなり悪いところにお住まい)」と断然抗議。
交渉の末保険会社側は、「それならあなたの家と,いつも行くスーパーマケットの間だけを保険対象とします」とやっと保険成立。
以来ご自宅と車で15分ほどのスーパーの間だけを運転しているのだとか。
まあこの辺、保険会社にとってもギリギリの譲歩だったには違いない。
そこんとこ、フィリップ殿下についてはどうだったのだろう?
ロイヤルファミリーも保険に入っているのか?
それとも最初から保険適用対象外?
じゃあ事故を起こした時の補償金などは一体どこから出るのか?(マサカ税金じゃないよね)
フィリップ殿下は近年体調不良で入退院を繰り返しており、まだご自分で車を運転していたこと自体にも驚いた。
周りだって心配していたに違いない。
「ワシはまだ十分運転できる!」と言う殿下を周りの誰も止めようとしなかったのだろうか。
殿下に強く物申せる人がいなかったということなのだろうか。
日本でも高齢者ドライバーの起こす事故は急増しているらしく、深刻な問題になっていると聞く。
老害といわれるそうだけど、多くのお年寄りは、免許を返上したら毎日の生活に困るから運転を続けているという人も多いという。
皆んなが皆んなコンビニや病院に徒歩で行ける場所に住んでいるわけではなく、地方に至っては交通の便も悪い場合も多い。
だが殿下の場合は生活のために運転をする必要も全くない。
行きたいところには運転手付きの車が常時控えており、周りの人が何でもやってくれる立場ではないか。
先日の事故についてメディアも表立ってフィリップ殿下を批判はしていなかった、てか、そういう言葉は避けていた。
でも大きく報道することで王室にプレッシャーをかけていたには違いない。
フィリップ殿下は過去にも数回、公の場で不適切なコメントを発したとか何とか、ちょっと「困ったじーさんだ」的な報道のされ方をしている。ジョークの対象にされることも度々あり、ちょっと気の毒になったりもする。
裏を返せば愛すべきお人柄、と言えないこともないけれど。
でもね、今回はちょっと行き過ぎだった。
そして何より殿下を止められなかった周りの責任が大きいと思う。一人暮らしの年寄りと違うんだから。
エリザベス女王は頭イタイでしょうね。女王だって、オットの暴走は止められないですよ〜。
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