「そだねー」が次の流行語!?イギリスBBCも讃えた日本カーリング女子チーム
ピョンチャン冬季オリンピック、良かったですね!
羽生結弦選手や高木美帆選手,「そだねー」の女子カーリングチームなどなど、見る側の期待を大きく上回る感動を与えてくれました。
何しろウィンタースポーツはスキー、スケート、スノーボード、ボブスレーなどスピード感が半端ないダイナミックな競技が多い!
緊張感があって見ていてもすごくエキサイティング。
イギリスは自国の強豪選手がいる競技があまりないので、全体にメディアでも盛り上がりにちょっとか欠けている。

過去に実績のないスポーツの苦闘
それでもオリンピックに出れるくらい頑張るアスリートが沢山いる、というのは頼もしい限りです。
がっ!
過去に結果が出ていないと資金が集められないというジレンマもあります。
勿論それはどこの国でも同じでしょうが。
国の援助を途中で打ち切られ、クラウドファンディングで資金を集めて好成績を挙げたイギリス女子ボブスレーチーム。
彼らの苦難の道のりと頑張りようは、メディアでもちょっとした物議を醸し出しました。
何しろ多額の資金を受け続けていた男子チームよりもずっと結果が良かったのですから。
お金さえあれば、じゃないけれど
お金さえあれば強くなれるってわけじゃないかも知れない。
でも練習や道具、ツアー、コーチ料、スポーツにはそりゃーお金がかかります。
自分が続けたい競技のためにバイトを3つ掛け持ちして資金に充てた、という女子スケーターもいました。
その上で練習もする。
凄いと思うが長く続けるにはやっぱり資金援助が必要でしょう。
英メディアが注目した日本カーリングチーム
イギリスメディアの注目を多く集めたものの一つはカーリングです。
これはお家芸、という自負もあるし、自国で練習出来る数少ない競技の一つでもあります。
その分
当然期待度も高い!
それでBBCの限られた放送時間の中でもカーリングに当てる割合は大きかった。
特に女子チームは日本と銅メダルをかけての対戦となり、試合前からかなり盛り上がっていました。
イギリスではオリンピック前からカーリングには女子男子チーム共に優勝の期待がかかっていた。
それが男子チームは早くも敗退。
イギリス女子チームが負うプレッシャー
女子チームもスウェーデンに負けて既に金銀を逃し、もうこれで後がない…的な雰囲気が漂っていました。
この時思ったのですが、イギリスチームの表情が暗いというか、終始険しい。
みんな眉間にシワがよりっぱなし。
対し日本チームは明るい!
それぞれに緊張とストレスの連続場面をくぐり抜けてきた選手達ですが、チームの雰囲気がとても違うのです。
日本チームの明るさとチームワーク
試合の中継中、BBCのアナウンサーとコメンテイターは日本チームの明るさとチームワーク力を褒めたたえていました。
日本が結果としては負けた対韓国戦でも、対戦中最もストレス感が高まったであろう局面でも終始笑顔を絶やさなかった藤沢キャプテン(フジサーワ、フジサーワ、って呼んでました)やチームメンバーは素晴らしく、観ている私達にとても良い刺激を与えてくれると。
対してイギリス選手は…
「これで負けた国で期待して待っている人達がどんなにがっかりするだろう、とかつい考えてしまった」
そう後にキャプテンが語っています。
スウェーデンに負けた時点で、キャプテンだけでなく他の選手達もとにかく悲痛な面持ち。
ここで笑ったら不謹慎、というような雰囲気が全体に漂っていました。
緊張する時ほど楽しく振る舞う
厳しい局面にあるときにネガティブなことを考えるな、不安を持つなっていう方が無理な話でしょう。
でも同じ条件、重圧の中で自分のストレスをどう昇華させて行くかで出てくる結果はまるで違う。
スコアーの結果としては、日本が圧勝したというわけではなく、最後までハラハラドキドキ。どちらが勝ってもおかしくない試合運びでした。
でもここが絶対大事っ!!と思う局面でも、
「〜の方でいいかなー」
「そだねー」
「フフッ」
「今度こっち?」
「そだねー」
という、イギリス側から観たら随分ノンビリしてるなー、とも取れるやり取り。
試合が終わってから涙が溢れ出てくるような緊張の最中でも、「いつもの自分達」でいられる。
お互いを信頼しているから、同時に信頼される自分でいる強さが各々にあったからじゃないかなあ。
とにかく拍手!ホントに素晴らしかった。
ありがとう。
次はパラリンピックですよ。こちらも楽しみ〜!