ダースベイダー逝く!
「デイヴ・プラウスが亡くなった!」は
朝ニュースを聞いたオットが、ショックを受けたように大きな声をあげた。



あー、あの人!
ダース・ベイダーは元ボディビルダー
デイヴ・プラウス氏はイギリス人の俳優。
元々は重量挙げの選手。
「世界一強い男」なる競技にも参加した有名なボディビルダーでもあったそうな。
氏はその見事な体格を買われて数々の映画にも出演。
イギリスではハマー・ホラー映画のフランケンシュタイン、
アメリカ・ハリウッドでは007(1967 カジノ・ロイヤル)にも出演している。
またその前はスーパーマンを演じたクリストファー・リーヴのパーソナルトレイナーでもあったそうだ。
スターウォーズで大ブレイク
その彼を最も有名にしたのが1977年の大ヒット映画スターウォーズ。
帝国の実力者ダース・ベイダーだ。
3作目まで顔を見せることはなかったが、何といってもスターウォーズはハリウッド史上に輝く大大ヒット作品。
デイブ・プライスの名を有名不動のものにした。
ダース・ベイダーの声はアテレコ
その理由は?
しかしダース・ベイダーのあの重〜い声は彼のものではない。
別に秘密ではない、イギリス人ならもちろん誰でも知っている。
スターウォーズ大好きオットも度々その話をしていた。
プラウス氏はイギリス中部・ブリストルの出身。
ウェストカントリー・アクセントで話す陽気なジャイアントであったらしい。
ウェストカントリー・アクセントとは、ちょっとゆっくり目な、すぐにそれと分かる大きい抑揚の話し方だ。
「闇の帝国の総督」というよりは、「朝の光&コーンフレーク」にこそ似つかわしいイメージだ。
それで声だけは吹き替えとなったのだった。
スターウォーズの脇を固めるイギリス俳優達
初代3作のスターウォーズを支えたイギリス人俳優はデイブ・プラウスだけではない。
まず筆頭は何といってもルークの師匠オビ・ワンにアレック・ギネス。
イギリスを代表する名優の一人であった。
ダース・ベイダーとライバル関係にあった指揮官には英ハマー・ホラー映画のスター、ピーター・クッショニング。
そしてR2-D2にケニー・ベイカー 。
C3-POにアンソニー・ダニエルズ。
彼らもまたイギリスの俳優だった。
そういえばC3-POは今思えばすっごくイギリス人ぽい性格のロボットだった。
ちょっとおとりすましな所といい、ちょっとズレててそれがまた可愛かった。
R2-D2はピコピコだけだったけど、ナンバーワンの愛されキャラだった。
RIP Dave Prowse. I hope you’re up there sharing a pint and a story with the boys. #DarthVader #DaveProwse #RIPDaveProwse #StarWars pic.twitter.com/XoUtq2YihW
— Peter Mayhew Foundation (@TheWookieeRoars) November 29, 2020
少年時代=スターウォーズ?
小学生の時にスターウォーズ第一作に出会い、以来どハマりしていたオットにはデイブ・プラウス氏の訃報はそれはショックだったに違いない。
そうなんだ、亡くなったんだ…と何回も繰り返してガックリしていた。
子供の頃使っていたベッドにスター・ウォーズのシールがベタベタ貼ってあったっけな。
今もユニクロで買ったダースベイダーパターンのスリッパを大事に履いているし、ダースベイダー柄の傘だって持ってる、立派なオタクだ。
うんうん、
ダース・ベイダーなんて強いインパクトのキャラあってこその帝国だったもんね。
面白かったよね、初代スターウォーズ。(2作目までは)
少年時代=スターウォーズ?
デイブ・プラウス氏。
享年85歳。
50年にわたる俳優人生、お疲れ様でした。
こうやって書いている間にもまた観たくなってきたな、初代スター・ウォーズ。
ワタシはやはり、ハン・ソロですけど〜。
イギリスの俳優?(無知)