今年75周年のD-day(ディーデー)とはそもそも何ぞや!?イギリス人にとっての意味とは?

兵士の像の前で

「D-day 」(ディーデー)とはなんぞや?

イギリスでは実際の戦勝日(5月8日がヨーロッパにおける戦勝日、8月15日が日本に対する戦勝日)よりも重きを置かれている日。
メディアにも毎年大きく取り上げられる大事な記念日です。

「D-day」とは1944年6月6日に行われた連合国によるノルマンディー上陸作戦。

正式には「輸送作戦(Mission overload)」と言いますが、人々の間では「D-day 」として定着しています。

2019年の式典はポーツマスで

先日、6月7日にイギリス南部の港町のポーツマスで「D-day 」記念式典が執り行われました。

今年は75周年記念ということもあって規模も大きかった。

訪英中のトランプ大統領夫妻をはじめ、フランスのマクロン大統領、カナダのトルドー首相、そしてドイツのメルケル首相なども参加する大きな式典となりました。

もちろんイギリスではエリザベス女王やメイ首相を代表として各界要人が参列しています。

「D-day 」(ディーデー)には実際何が行われた?

第2時世界大戦中、ヨーロッパに脅威を広げていたドイツ連合国を侵攻を阻む為に連合国は武器や戦車、トラック、燃料など様々な装備を大陸に送り込む必要がありました。

それを実際に行動に移した日が1944年6月6日「D-day」です。

連合国が5連隊に別れ、上陸が行われたのはフランスノルマンディー海岸の5箇所。
イギリス軍が2箇所、アメリカ軍が2箇所、カナダ軍が1箇所。

その数約13万5千人に登る連合軍が一斉に上陸してドイツに対し急襲をかけたわけですが、簡単なものではありませんでした。

上陸したアメリカの一部隊の激戦がプライベート・ライアンの最初のバトルシーンに

迎えるドイツ軍だって手をこまねいていた訳ではない。

特にその内アメリカ軍が上陸した海岸の一つオマハではその地で演習をしていたドイツ軍との激烈な戦いになり、多くの犠牲者を出すことになったのです。

その凄惨な戦いは、スピルバーグ監督の映画「プライベート ライアン」でかなり生々しくリアルに描かれかれたことでも有名になりました。
確かにあの冒頭シーンは凄かったですね。

イギリス軍だけでもこのミッションだけで4千5百人が戦死したと言われています。

それでもこの作戦で連合軍はヨーロッパでの大きな足がかりを作り、同盟国への巻き返しを図るようになっていくのです。
結果は歴史の通り、翌年1945年の5月8日にドイツ軍の降伏となりました。

当時を実際に経験した人は残り少ない

戦後75年経ち、当時作戦に参加していた兵士も少なくなりました。
存命でも90代です。

連合国が勝ったとは言え、戦争で大き過ぎる犠牲を払ったことには変わりはない。

でもその痛みを知る人はどんどん少なくなっていきます。

インタビューされた前兵士の中には、
「お互いを少しでも理解しようという気持ちがあり、少しでも友情を感じたり協力しようという姿勢があれば、あんなバカらしい行いはせずに済んだのだ」
と語る人もいました。

そもそも戦争が無ければ一番のはずなのに

勝って良かった、じゃないんですね。

一方では、当時の兵士やそれを支えた人たちが如何に勇敢であったか、無私の奉仕をしたかが大きく讃えられている。

それは勿論そうだったことに違いない。
でも年を追うごとにノスタルジックかつ美しく語られる部分が大きくなってきたような気もします。
「ヒーロー達の物語」化してきたような。

またメディアがそう伝えるのを好む傾向にあると思います。
彼らの子供達や孫達にとっても受けがいいのは当然ですから。

「D−dayは、人々が団結し協力し合えばどんな大きな敵にも勝つことができるというこがを証明された日だ!」

そう強い態度を見せる人もいます。
特にイギリスは連合軍を率いていたという自負があり、軍国主義から民主主義を守ったというプライドがある。

ならばその「敵」は人じゃなくて、「戦争そのもの」「排他的な態度や行為」「あらゆる差別」のはず。

戦争で人は何を学んだのか?右翼化する多くの国々

あんなに大きな犠牲を払ってもそれが一向に無くならないばかりか、世界中でますます強まる傾向にある昨今。

ヨーロッパ全体は右に傾いているし、イギリスに至ってはEU離脱を決めるというこの事態。
この加速感がコワイ、一体どうなっちゃってるの?

今回の式典が各国のリーダー達の考えに与えた影響ってあるんだろうか?

式典の大きさよりも話し合いの場を増やしてはどうか?

75周年式典をこんなに大きくやるぐらいなら、そのエネルギーを話し合いに使って欲しい
せっかくみんな集まってることだし!

カメラの前だけでニコヤカに握手交わしてないで、この局面を変えていってくださいよ〜。
そこに力を注いでくれ!

政治家に期待するより先ずは個人レベルで

でも先ずは個人個人からですね。
自分の態度からカイゼンしていかなくては始まらない。

政治家だけをアテにしていてら、100年経っても何も変わらないんですからね〜。

「D-day 」(ディーデー)のDは何から来てるの?

ちなみにD-dayのDは何か意味があるのでしょうか?

私は勝手に「Determin(決意する」「 Definite(絶対なもの)」と想像していたのですが違うんですね。
Dは単にDayの頭文字。

D–1とかD+3と言えば「決行日」の1日前とか3日後、のように軍隊の連絡で明確にしやすいようにそう決めたのだそうです。
なーんだ、そうだったのかあ〜。

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