今私たちが存在するのはブラックホールのおかげ?
ブラックホールと言えば近づいたものは星でも光でも何でも吸い込んでしまう、一度入ったら2度と出られない暗黒の闇。
SF映画のイメージですね。
ブラックホールが巨大なエネルギーを放出している!?
それが実は巨大なスケールのエネルギーを放出しており、それが宇宙で地球のような生命体を作り出すことに大きく貢献している!
ビックリした〜。
櫻井翔君が司会をするNHK特集「見えた!ブラックホールの謎」で見たものですが、本当に驚きました。
宇宙の始まりとブラックホールの深い関係
色々と細かい説明がありましたが、私のアタマで簡単に解釈したのはこうです。
46億年前に生まれた宇宙は、最初は今よりも小さいものであった。
宇宙が大きくなって行く過程で星々が爆発を繰り返し、私たちの体を構成する炭素、カルシウム、鉄を始めとするあらゆる元素が宇宙に散らばり出した。
そう入っても宇宙は広く、爆発した星々は大きな星雲の中に遍在している。
なぜブラックホールの役割が大きいのか?
ここでブラックホールの出番です。
ブラックホールから時折ブワアアアーッと放出される高速ガスの勢いが、星雲の中のそこここに散らばった物質をかき混ぜてくれる。
そうして宇宙に行き渡った元素達が今の地球のような星に存在する生命体の源となっている。
かなり大まかですが、このような話だったと思います。(汗;)
巨大ブラックホールってどれぐらい大きいもの?
番組では乙女座の中心にあるM87銀河の巨大ブラックホールの映像を写していました。
このブラックホール、なんと直径400億キロメートル。
太陽の65億倍とか、もう私の想像をはるかに超えたスケールの話です。
へええええ〜、
ほおおおお〜。
私たちは星のカケラ
ナビゲーターの先生が最後にこう結んでいました。
「人間の体は80以上の元素でできている。その元素を含んだ星々が爆発して宇宙に散らばり、ブラックホールによって宇宙に拡散され、現在地球に住む私たちの体を作る元になってくれている」
うろ覚えですがこんな感じだったと思う。
そして最後に、
「私達は星のカケラなんですよ」
これにはちょっとグッときました。
私たちは本当に宇宙と繋がっている!
よく私達は宇宙とつながっている、と言われています。
まあ宇宙の中にある地球に住んでますしね。
でもなあ。
「宇宙とつながるイメージを持ちなさい」なんて言われてもちっとも実感が湧いたことがない。
ヒマラヤの頂上で瞑想でもしていれば別かもしれないけど。
ロンドンのこの広くもない空間の中じゃなあ、なんて。
でもこの、
「遠い星々のカケラが回り回って何十億年かののちに自分の体の元となっている」
という話がすっと腑に落ちました。
ブラックホールが身近な存在に感じられる?
なーんだ。
別に意識してもしなくても、すでに私たちは宇宙とつながっている。
ただそこに住んでいるだけではなく、体そのものが他の星々と繋がっているんだ。
じゃ、頭で色々考える必要もないんだ。
(オイオイ、やっぱりそこに落ち着くのか)
この番組のおかげで、怖いだけのイメージのブラックホールが急に身近になったような気もします。
あ、でもそんなにお近づきになりたくはない。
遠距離恋愛ぐらいで、よろしくお願いしまーす。
コメントを残す