べイビーメタルのロンドン公演に行ってきました!
場所はアール・デコ調の建物で知られたブリクストンのO2センター、4900人の観客を動員できる大きめなベニューです。
実はワタシ、初メタルコンサート、それもべイビーメタルって。
「招待チケットを2枚もらったから行かない?」というありがたい友達のお誘いです。
おばさん2人で遠足にでもいくかのようにヘビメタコンサート。
もう何年も前に彼女らの活動ドキュメンタリーを見たことがあり、私は地下アイドルだとばかり思っていた、ら!
とんでもない、いつの間にやら大変な超人気グループに成長していたんですね。
(ごめんなさい、オバサンだから)
コンサートの2日前には、イギリスで「グランタンベリーズ」という野外音楽コーンサートに出演したばかりの彼女たち。
過去にはデビッド ボウイやローリングストーンズ、ポール マッカートニーらも出演した、3日に渡って催される毎年恒例の大掛かりな音楽イベントにです。
今年はオアシスの前ボーカル、イアン ガラガーが久し振りにライブ出演するというので話題になりました。
それに日本のヘビメタガールズ、じゃない、ベイビーズが出演するって?
グラスタンベリーズに出演した日本人がかつていただろうか?
初めてなんじゃないかな?
O2センターに並ぶ人達は、男女対比が5対1ぐらい。
年齢は20〜30歳ぐらいが中心でしたが、4、50代のおじさん達も結構混じっていました。
みな一様に黒いTシャツを着ています、やはり。
中には「Baby Metal Fan Club」と書かれたデザインのものも見られる。
お揃い3人組とかね。
みんなわくわくしてる、楽しそう〜。
ライブで最初は前座のイギリスバンドが出演。
ハードロックっぽくまだ若く、キャリアが浅い感じ。
2番目はスウェーデンから来た男女5人のハードロックバンド。
70年代を彷彿とさせる正統派で、上手かった。でも名前がわからない。
ついにべイビーメタル登場です!
もう、観客の熱狂ぶりが違う。
大歓声で劇場が振動している。
彼女らの歌が始まると、
ウォー、ウォー、ウォー、ウォ〜〜〜!
ウォー、ウォー、ウォー、ウォ〜〜〜!
と手拍子と合唱、
そして「アイシテルゥ〜」という野太い声。
いやあー、その人気ぶり。
びっくりしたなあ、もう。
ステージ手前からは火がボンッボン上がり、人の熱気と相まって会場がアッツイ暑い。
ベイビー達は踊りもキビキビと、歌もソツなく上手く、会場を盛り上げていました。
でもお喋りは全くなし。
1時間のパフォーマンスをきっちりこなして閉演となりました。
帰っていく人達が皆シアワセそう。
ベイビー達のステージパフォーマンスもさながら、バックバンド演奏がとても上手くて良かった。
皆んなマスクをかぶっていて顔は見えなかったけれど。
さぞかし暑かったでしょうね。
お疲れ様です。
この人気ぶり、本当にすごいと思いました。
ヘビメタ+ベイビーというのが新鮮だったのでしょうね。
これと同じことをヨーロッパ人の女の子達たやったら、セクシー系かアマゾネス系になってしまう。
日本人の女の子達がミニスカートで踊っていると、どう見ても中学生ぐらいにしか見えない。
それが「カワイイヘビメタ」という新しいジャンルを作り出して、良かったのだろうなあ。
とにかく彼女達は日本のサブカルチャーを広める旗頭のようでした。
日本への興味や理解を広めるのに、日本の政治家や官僚よりずっと貢献しているんじゃないかしらね。
アニメやマンガ、日本食なんかも外国で人気ですが、音楽が本格的に加わったらもっと広がるでしょうね。
取っ掛かりは何であれ、それがさらなる日本への興味を呼ぶんですから。
国同士の交流は文化が通い合わないと。
ところでべイビーメタル、来年はヨーロッパの国々をくまなく回るツアーをやるそうですよ。
イギリスにもモチロン帰ってくるそうですから、また盛り上がるんだろうなあ〜。
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