全てがワンカットで語られる!?イギリス映画「1917」(命をかけた伝令)は臨場感マックス




第一次世界大戦のエピゾードを描いた映画「1917」を観てきました。

舞台はベルギー。
イギリス軍を始めとする連合軍とドイツ軍が激しい戦いを繰り広げた戦地で繰り広げられるこのお話。

戦争映画と言っても戦いのシーンはほとんど無い、ある一人の若い兵士の物語です。
フィクションではあるけれど、史実に基づいた話であるらしい。

Koppa
「全てがワンカット!」と話題にもなったこの映画!

実際は何カットにか分けて撮影されシーンを編集したものですが、とても良く繋がっています。

始まりからずーっと一つのカメラが主人公を追い続けている様に作られているので臨場感がある!
話の殆どがリアルタイムで語られているので緊張感が途切れないのにも引き付けられます。

1917(命をかけた伝令)予告

ある日、連合軍の塹壕に駐屯するイギリス人の若い歩兵が上官に呼び出されます。

「君には兄さんがいるだろう。彼のいる部隊を含む2部隊が明日、引き上げていくドイツ軍に後方から総攻撃をかける事になっているんだが……」

緊張する歩兵。

「それはドイツ軍の罠だ。彼らは既に攻撃を万全の準備で待ち受けているとの情報が入った」

歩兵の兄を含むその部隊の兵士は総勢1600人。
下手をしたらその全ての命が失われてしまうかも知れません。

そこで彼は上官からその旨を伝える手紙を渡されます。
明日なるべく早いうちにその部隊の指揮官にこのメッセージを伝えること、それが彼のミッション。

かなりの距離ですが、そこに行く手立てや方法などは一切指示がない。
彼らの居る塹壕を出たら自分で道を切り開かなければなりません。

歩兵には彼の戦友でもあるパートナーが一人付き添います。

一見「そんなに頼りにならなそう」な若い歩兵ですが、激烈だったことで有名な「ソンの戦い」を生き抜いた経験の持ち主
戦いの功績で勲章も与えられているし、何よりも友達です。

「とにかく一刻も早く攻撃取り止めのメッセージを伝えなければ!」

敵兵がどこにいるかも分からない地帯を銃一丁で無事に進めるのか!?

本当に間に合うのか!?

こうして彼ら2人の危険な旅が始まるのです。

Koppa
今回、夫と一緒に映画館に観に行きました

歴史好きな彼はこの時代には特に思い入れがあるというか、とても詳しい。
色々と当時や前後のバックグラウンドなどを説明してくれるので助かる時もある。

でも以前、鳴物入りで公開された「ダンカーク」を一緒に観た時には、

「面白くなかっただけじゃ無く、史実が全然映像に反映されていないっ!ガッカリだ!」

とあれこれ細かい所を挙げつらい、嘘ばっかり描きやがってとケチョンケチョンにけなしていました。

ほとんど怒っていた。
なのでウルサイ時も多い。

今回は、

オット
失望する様な所は一つも無かった。とてもよく出来ていたと思うよ!
と、満足だったよう。

もちろん楽しんだと言ってもハッピーな話じゃありません。戦争映画ですから。

でも主人公の青年が経験する不条理や孤独感、閉塞感や緊迫した気持ちがとてもリアルに伝わってきて、グイグイと引き込まれる映画でした。

強い反戦映画というわけでは無いですが、決してヒーロー物ではありません。

与えられたミッションを遂行する。
自分の持つ全てを尽くして。

若い兵士の姿勢も行動も、ただそこだけに絞られています。
そしてその先に待つものは!?

興味のある人は是非映画館で観て欲しい。
スリリングさは最後まで続きますよ!

Koppa
収束に向かうクライマックスのシーンは特に迫力あったなあ!

ところで最近第一次世界大戦をテーマとした映画が多く作られています。
昨年は終戦後100年ということで、式典なども催されましたし。

最後の生き残り兵士がほんの数年前に亡くなったこともあります。
「おじいさんの記憶」が「ひいおじいさんの記憶」になって、ちょっとノスタルジックに語られる雰囲気がないでも無い。

実際この映画「1917」が語られるのは1917年の春のこと。
数々のドラマがあったその後も、冬に向かって戦いはますます激しくなって行くのです。

犠牲者は何万人にも登り、それはそれは想像を絶する凄惨さだったそうですよ。

戦争って本当に嫌だよね〜。

あの戦争にかける双方の膨大なエネルギー。
何というムダを人類は繰り返しているんだろうか。

あのエネルギーを、世界をもっと良くするために使ったら、今頃飢える人はいなくなってる筈なんだけどなあ。

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