LEDライトと水さえあれば水耕栽培がインドアの極小スペースでも手軽にできる!
近ごろ都に流行るものの一つ、水耕栽培。
土の代わりに、きほん水&栄養だけで野菜や果物を育てるという新しい農業の形の一つ。
環境さえ整えれば無農薬の作物栽培が可能だという。
企業規模でも進んでいるけれど、これを家庭でもお手軽に実践&成功させている人も多くメディアでも度々見かけるようになった。
やってみたいけどウチは狭くて置く場所もないしなあと思っていたら、あるんですね。
超小型で便利なものが。
キッチンカウンターの仕切り、わずか15cm幅のところにおける小さなハーブガーデンが。
セットの中にはバジル2種、ディル、ミント、タイム、パセリと6種類の種子が付いてくる。
種はコーン状の容器に入れられており、それを水を入れた容器に差し込むだけ。
スペースシャトルの中で植物を育てている映像を見たことがあるけど、正にあの感じ。
近未来的な光景だ。
クロッカスの水栽培とは何が違う?
養分を薄めた水だけで植物を育てる。
基本は子供の頃にクロッカスやヒヤシンスを育てたのと変わりはない。
ただあの頃との大きな違いは2つ。
一つは水を循環させる小さなポンプがついていること。
近くにいるとポコポコ音が聞こえてくるの面白い。
そしてもう一つは太陽光の代わりのLEDライトが付いていること。
15時間をサイクルとしてLEDライトが点いたり消えたりする仕組みで、陽の当たらない場所での光源になってくれている。
LEDライトが超明るい、てか明るすぎ?
ありがたいのだが、このライトがとんでもなく明るい。
灯下で本を読むのにも眩しすぎるくらいだ。


説明書きによれば、ライトの強さや時間は環境の明るさや温度によって調整されるということになっている。
ほんとかい!?と思うほど、日中も明るい光を煌々と放っているのがちょっと煩わしいと思わぬでもなかった。
夜リビングルームに座っていてもちっとも落ち着かない……
ワタシのリラックスタイムよ何処へ。(泣)
最初の発芽に大興奮!
が、6日経った朝、最初にバジルの芽がでた。
そして翌日にはタイムが双葉を見せ、次にディルが細〜い芽を伸ばし始めるではないか。
確かに早いものは6日ぐらいで発芽すると説明書にはあった。
分かってはいたけれど、実際に小さな芽を見つけた時には自分でも驚くほど興奮した。
種から植物を育てたのなんて、小学校時代の観察用朝顔やスイートピー以来ではなかろうか。


いつかもっと大きなものも育てたいと思う
これが上手くいったら今度はハーブだけじゃなくて野菜も育ててみたい。
「ウチの中にメロンとかなってたら凄いよね」
まだ最初の段階だというのにあっという間に夢が膨らんでしまった。
エコなエネルギーで自給自足できるのが理想
地球温暖化で例を見ないほどの規模の異常気象が世界中で起きている昨今。
一方で日照りが続き、もう一方では過去最大級を超える嵐が起こっている。
各地で作物が受けている被害は甚大だ。
増加する人口に対して食料の生産が追いつかなくなる日がいつ来るとも限らない。
エネルギーは太陽光発電、
野菜は自分で水耕栽培、
地球にダメージをこれ以上与えないように、
それぐらいの自給自足が理想だ。
このハーブガーデンに必要な電力だって、本当は太陽電池で補えたらもっといいんだが。
でもまあ、とりあえずはこの小さな芽たちを大きく育てるのが今の目標。
あー、楽しみ。
育つもの楽しみだが、育ったハーブを食べるのも楽しみだ〜。クックック。
後日談:そして1ヶ月後
合間にちょいちょい詰んでますが、1ヶ月でこれだけ育ちましたよ!
こんなに速く成長するのかと驚きです。