暑さを倍増させるイギリスの制服&職場ワースト10て?
今朝の新聞の一面にはバッキンガム宮殿の衛兵が顎からポタポタと汗を滴らせているアップの写真が載せられていました。
衛兵には真夏仕様の制服なんてないですからね。
あのぶ厚い生地の真っ赤なユニフォームを着て熊の毛皮で作った帽子を被り、重い銃を背負い、何時間も不動の姿勢で炎天下の中立っている
…って我慢大会じゃないんだから。
誰か死ぬ前にもうちょっと考えたらどうだろう。
1971年ぶりの日照りが続くイギリス
日本の記録的な暑さはイギリスでも報道されています。
40度、それもあの湿気の高さでの暑さはちょっと想像を絶する。
イギリスでも今年は例年にない暑い夏を迎えています。
30度越えの日が続き、それも雨が降らない。
1971年ぶりの日照りだそうで、公園の芝はすっかり茶色くなり、各地の貯水池が干上がりかけているかなり心配な状態。
ホースでの洗車や庭の水撒きなんてとんでもない!ってやつです。
暑さ対策に欠けるイギリス
イギリスは日本ほど湿気が高くないのでまだマシとは言える。
でも皆そんな暑さに慣れてないですからね。困ったことにその用意がないんです。暑さ対策って何?って感じです。
先ず職場環境が大問題。多くの人が一日の殆どを過ごすその環境が暑さ対策ゼロ。
BBCニュースサイトに「暑さがハンパないユニフォームと職場 ワースト10」なる記事が載っていました。
気の毒ながらちょっと笑えるものもあったので紹介したいと思います。
BBCが報じた暑さを倍増させるイギリスの制服&職場ワースト10
看護師
ポリエステルのユニフォームは空気を通さないし、病院にはエアコン装備の無い所もまだまだあります。
昔看護婦をしていた義姉によると、「昔の制服はハイネックで帽子をかぶり、タイツも義務付けられていたから、暑いときはホント青息吐息だったのよ~」
一日忙しくて重労働。本当にご苦労様です。
公共交通機関のカスタマーサービス
駅の構内って暑い!大きい所はいつも混んでるし、もちろんエアコンなんてありません。
地下鉄なんて地獄ですよ。暑いだけじゃなくクサイしね~。
神父さん
確かにあの長いローブは暑そうです。教会にもエアコンはないでしょう。
メッシュってわけにもいかないしね。日本のお坊さんみたいに紗の重ねなんてどうだろうか。
ピザ職人
石窯オーブンの前に立ちっぱなしはそりゃあ暑いに違いない。ピザでなくてもこの季節キッチンで一日働くのは汗だくだと思う。
日本で一日中たこ焼き焼いてるオッチャン、オバチャンは大丈夫なんだろうか。エアコンあっても足りないだろうな。
工事現場や道路工事など労働者
皆Tシャツの上に黄色いナイロンのベスト着てるし、安全の問題なのか長袖長ズボンの人もいる。
つま先にメタルの入った厚い靴。炎天下で8時間、あの格好で重労働はさぞかしキツイだろうな。
消防士
最近あまりに乾燥しているので山火事が勃発することもある。最近もヨークシャーで大きな山火事が起こったばかり。
当然ながらあの消防服、そしてヘルメットをつけて猛火に向かう消防活動は凄まじいものがあるんじゃないか。本当にありがとうございます。
飛行機滑走路のオペレーター
巨大エンジンから出る熱い排気を浴びながら、照り返しの強いターマックで立ちっぱなしの仕事。
おまけに飛行機に携わるということで水を持ってちゃいけないんだそうですよ。そんな~。
路上キオスクで働く人
オックスフォード通りなど、路上にあるキオスクで働く人たち。
狭い小さな箱の中は確かに暑いでしょうね。水ばっかり飲んでたらトイレに行きたくなっちゃうし~。
バーテンダー
パブやバーのバーテンダー。
エアコンの無い古いパブはまだまだあるので、混みあってたらさぞかし暑いだろうなあ。
自分が飲んじゃうわけにもいかないし。
モーターバイク警察官
長袖の制服にヘルメット、皮の手袋、皮のブーツ。安全第一ですからね。
一日に何時間バイクに乗っているのか知らないけれど、そりゃあ暑いだろうなあ。
夏はスンゴク暑く、冬はものすごーく寒いそうです。仕事とは言え、ご苦労様です。
コンピューターは涼しくなくちゃ
涼しさが保証されているオフィスなんて金融関係とIT関係ぐらいじゃなかろうか。
あんまり暑かったらコンピューターがダメになっちゃうものね。
いずれにせよ暑さ対策、できることは何でもしましょうね〜。
コメントを残す