プチ断食ダイエットで体脂肪も血糖値も下がって健康になれる!?
「1日のうちの16〜18時間は何も食べないプチ断食ダイエット」なるものがちまたで人気があることを日本のTV番組で初めて知った。
番組では1ヶ月この方法を試したという20代〜50代の男女が8人ほど実験台になっていた。
最初に「こんなに簡単に好きなものを食べながらダイエットできるなんて!」
という彼らの嬉しげな表情が映され期待をそそる。
テレビをを観ながらご飯を食べていた夫と私はつい引き込まれたのだ。
16時間食べないプチ断食ダイエットってなに?
このダイエットのルールは基本的に一つ。
1日24時間のうち、16時間から18時間は何も食べない。
(もちろん水分はOK)
つまり残りの6〜8時間のうちに全ての食事を済ませるというものだ。
実験参加者の食事内容を見ると、普通にモリモリ食べている。
中にはわざとらしくもあるが、超ハイカロリーなスイーツばかり食べている青年もいる。
彼の場合はオヤツを含め、1日に軽く3000カロリーを超えているのだ。
ちなみにスポーツとかしていない、ゲーム三昧の生活。
それで、ほんとに?
結果を見てびっくり!
参加者たちはこの食事パターンを1ヶ月続けた後、体重、体脂肪、血糖値、ウェストサイズなどを測定。
そして驚くことにその結果は程度の差はあれ、全員がその数値を下げているのだ。
かなり大きく下げて、ダイエット前の「危険値」から脱出した人もいる。
そして皆、その断食法以外には特別な運動など何もしていない、
リバウンドもないという。
体重を減らす、その正体はケトン体
断食をすると人の体には「ケトン体」と呼ばれる物質が作られるという。
そのケトン体が中性脂肪を分解してくれるというのだ。
そしてオートファジーと呼ばれるシステムが生まれ、体の調子を良いように調整してくれる、という夢のようなお話。
よく分かんないけど、ケトン体、すごい。
自ら試して実験だ!
コロナでリモートワークが続き、ますます腹が出てきて「何とかしないとヤバイ」感じになっている我が夫。
コロナ以前はあんなに熱心に毎日ジム通いをしていたのが、感染のリスクを懸念してすっかり止めてしまった。
家じゃモチベが続かないしね。
一度やらなくなるとそれがすぐ体に出る、メタボ年齢や哀し。
ファスティングには私も興味がある。
ケトン体、出せるものなら出してみたいではないか。
夫にも関心を持ってもらえないかなあと思い、


そう振ってみた。
「体脂肪と血糖値、おまけにウェスト周りまで下がったらすごくいいよねー」
(ジーンズがキツくなってるって言ってたよね、そういえば)
「時間さえ守れば好きなものを我慢せずに食べられるってのもいいよねー」
とダメ押し。
すると驚いたことに夫が、


やった!
翌日よりプチ断食食生活実験開始
では何時から何時までの間に食べるのがいいか。
テレビ参加者たちは朝10時半ごろから6時半ごろの間に3食(プラスおやつとかも)食べていた。
それでは私の日中時間はご飯の支度だけで終わってしまう。
ならば朝食抜きが一番やりやすいよ、と提唱してみるとあっさり
「それがいいね」の返事、やった!
プチ断食の意外な第2次効果?
私たちは午後1時から8時の間に食事をすることにした。
17時間断食だ。
3食ではなく2食、つまり単純に「朝食抜き」にしただけ。
午前中は水やお湯、お茶など飲んで過ごす。
食間のオヤツはあったりなかったり、その時の気分や腹の空き具合で決めている。
驚いたことに、「朝はポリッジ抜きでは一日が始まらない」夫が、すんなりこのパターンを受け止めたことだ。
家で座り仕事というのもあるけど、「思ったほど辛くもない」という。
そしてありがたいことに、
「ポリッジはやっぱり食べたいから、朝の代わりにランチに食べる。そのほかはサラダとトーストとかで十分だよ」
ヒェーッ!!
なんてありがたい。
コロナでお家100%生活をするようになって、朝昼晩の食事の支度に辟易していた私には夢のようなことだ。
これによって私の日中時間がぐぐぐーっと伸びた。
それまで食事の支度に費やしていた時間とエネルギーが半分になったと言ってもいい。
昼間に食事作りにエネルギーを注いでないので、夕食作りがそれほど億劫でなくなった。
以前は面倒でダラダラ先延ばしに夕食の支度をしていたのが、7時夕食と決めたので、寝る前にはお腹も十分落ち着いている。
これらによって、私の食事に関するストレスが大きく減った。
一日のエネルギーの配分が変わったのだ。
これは期待以上の2次的効果だった。
本当、テレビ番組さまさま。
17時間断食を始めて1ヶ月。その結果は?
私たちが17時間断食を始めてからまるっと1ヶ月が過ぎた。
そしてその結果は?
ワタシ: 体重はマイナス0.5kg、体脂肪も0.5%減った。
夫: 体重、体脂肪 共に変わりなし。(はははは〜)
ウェストは測ってないけど、見た目にはそう変わらない。
期待したほどの効果はないようだ。
何でなんだろうなあ?
でもまあ、増加傾向にあった体重はあれ以上増えてないんだから、それで良いのかもしれない。
何もしなかったらますます腹がエラいことになっていたかも。
そのうちカクッと落ちることもある…かも知れないし。
ダイエット効果が出なくても続けたい理由
それでもやってよかったことがある。
何より一日に使える時間が伸びたということだ。
特に午前中の時間が増えた。
朝の方が頭も冴えているから、仕事をするにも勉強をするにもこれはすごくいい。
そして軽めの昼を食べるのがとても楽しみになった。
ランチが私たちのブレックファストなのだ。
ブレックファストとは元々「ファスティングを破る」という意味。
空きっ腹に食べるポリッジは以前よりもずっと美味しいと夫も言っている。
ポリッジが腹に染みる〜、という感動を毎日味わっているらしい。
体重は落ちていない夫だが、それまで不安定な状態が続いていた「お腹の調子」がすっかり落ち着いたという。
胃腸に休む時間を長めに与える、というのが良かったのかもしれない。
体重は落ちていなくても、体調は良くなったと感じている。
昼過ぎに極端に眠くなるということも無くなった。
もう以前には戻らない!
そんなこんなで、1ヶ月に及ぶ17時間プチ断食のダイエット効果はこんなもんでした。
でも思わぬベネフィットがあった。
それはダイエットよりももっと大きい、私たちの生活を一変させるほどのものだったと言える。
私にすれば2次効果のストレス軽減の方がダイエットの100倍の価値がある。
断食で食べるのがより楽しくなった
食べること自体が前よりも楽しくなったのも大きい。
お腹空いたな〜、と思うときに食べれるというのは何て幸せなんだと思う。
この時「手間をかけない」のも大事だ(私にとっては)。
シンプルなものをさささーっと用意して、その流れで食べる。
果物、ヨーグルト、ポリッジ、茹で野菜、チーズ、トーストなど。
どれも手間要らずで、昼は大体そんな感じだ。
それらがものすごく美味しく感じられる。
一つ気をつけているのは、お腹が空いているからといってドカ食いはしないこと。
それぐらい。
もう決して元には戻りませんよー。
やっと得た解放感、2度と手放してなるものか。
幸い夫もこのまま行くと言っているし。
あ、ムスメといえば、元々2食だったのでなんの変化もなし。
(ティーンは朝が弱い…)
この先体重が落ちることがあったらまた報告します!