イギリス人が一年で一番心待ちにしている日はいつ?
イギリス人が一年で一番心待ちにしているのはパンケーキの日?
まあそれもあるけど。
しかしその他にもある、最強の日が。
それは冬至の日!
1年で一番日照時間が短い日。
1年で一番日照時間が短い日
冬至は英語で言うと「ウィンター ソルスティス(winter solstice)」って、Lの後にSが来て言いにくいんだけど。
今年2019年の冬至は12月22日。
ついにこの日が来た〜(泣)ってみんな思うのだ。
この暗〜いイギリスの冬にあって、
「ああ明日からほんの僅かずつでも日が長くなっていくんだ」
と思えるだけでも嬉しい。
これから日が長くなっていく
そう言えば夫の祖母もクリスマスが近づくといつも言っていました。
「私がクリスマスが楽しみなのはね、これから日が長くなっていくんだなあって楽しみができるから」
キリストが生まれたのが12月25日って、そういうことだったのか!
イギリスに住むようになってから妙に納得しました。
本当にそれほど待ち遠しい、この長いトンネルの向こうに灯りが見える日。
特に今年の秋冬は雨が切れない。
雨を含んだ重い雲はとにかく暗い。
「もう冬眠したい!ムーミンみたいに」
そう思うこともしばしば。
電気の明るさだけじゃ足りないもの?
不思議なもので、電気でいくら周りをを明るくできようになっても、日が長ければ行動的な気分になるし、短くなるとウチにこもりたくなる。
家の中にあっても、外が晴れていれば気分も良いし、昼間なのに薄暗ければ何となく気分もパッとしない。
思えば電気が一般家庭に普及して、世の中がこんなに明るくなってからまだ100年も経っていないのだから、当たり前と言えば当たり前。
ヒトの体は科学の進歩と同じ速さでは変わらない。
内臓なんてクロマニヨンと同じなんだからさあ、脳は多少大きくなったのかも知れないけど。
太古から変わらない体の仕組み
私たちの体の中には太古の「日昇と共に起きて日没と共に寝る」記憶が体に組み込まれている。
「だからいつまでもケータイいじってないでサッサと早く寝なさいよ、その分早く起きなさい!」
そう毎日ティーンの娘に言っても、何の効果もないのだけれど。
内臓の声を聞けよ〜。
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