キャサリン妃が第2王子をご出産、そして産後7時間で退院!
それも何というグッドタイミング、当日はイングランド国民の日「セント・ジョージの日」。
その日にちなんで王子の名はジョージ……というわけには行きませんね。
すでに第1王子がジョージと名付けられていますから。
今度は何だろう。リチャードかな、エドワードかな。
イギリス王室は過去の王族から名前を受け継ぐのが慣習ですから、いきなり突飛な名前が付けられるという事はまず無いでしょう。
「出産後7時間で退院」にばかり注目する日本のメディア
日本でも王子誕生のニュースが大きく取り上げられていましたね。
でもここで気になったのは、キャサリン妃が産後7時間で退院した事にばかり注目していた事です。
テレビレポーターが街頭のママさん達に、
「産後7時間で退院ってどう思いますか?」
としきりにインタビューしていました。
当然
「スゴイですよね〜」
「感心してしまいます〜」
と皆答えます。
その期待通りの答えばかりを集めて放映していました。
日本では産後5日〜一週間ぐらいは入院しているのが当たり前なのに、王室だからっていつまでも休んで無いところがエライですよね!というような報道っぷりです。
出産して翌日退院はごく当たり前のイギリス
ちょっと待て!
イギリスでは初産だって、母子共に特に問題が無ければ出産後2、3日ほどで退院します。
第2子以降なら、出産翌日には退院するのが当たり前。
ベッドをどんどん空けていくのが大きな目的です。
退院後に助産士が各家庭を訪問して産後の母子の様子をモニターするシステムが整っているのです。
ベビーの聴力の検査なども家に専門家が訪ねて来てやってくれます。
キャサリン妃がケンジントンパレスに戻っていきなり家事に勤しむとでも?
そしてもちろん、キャサリン妃がケンジントンパレスに帰っていきなり家事に勤しむわけでは無い。
家事、雑事、小さな子供たちの世話、そして何より夫の世話。
それらは全て周りの人達が至れり尽くせりでやってくれる訳です。
それも病院にいるより100倍快適なパレスで。
もちろん少しでも問題があったら直ぐにドクターがすっ飛んで来てくれます。
日本の産後の主婦の場合はどう?
夫はまともに育休を取れず、長い間は頼りにならない。
小さな兄姉でもいたらそれこそ大変、気が休まらない。
全ての人が実家の母の助けを得られるとも限らない。
多くの母親が産後無理をして早く起き上がり、働いているのが現実でしょう。
周りに手伝ってくれる人がいなかったらどうしたらいいの。
自分のベビーにミルクだけあげていればいいキャサリン妃と比べるなっ!
「産後一週間ぐらい好きに寝かせて欲しい」
そう出産を終えたばかりのお母さんが思って当たり前。
それが第2子以降だって、母体は疲れているんです。
病院にいれば取り敢えずはたち働かなくていいし、黙ってたってゴハンが出てくる。
その後はまた超ハードスケジュールが待っているんですから。
間違っても休んでいるママに
「お前も少しはキャサリン妃を見習ったらどうだ」
なんて言わないでくださいね〜。
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