足元ばかり見つめていないで星を見ろ!スティーヴン・ホーキング氏が私たちに残したものって!?

「足元ばかり見つめていないで星を見ろ」

スティーヴン・ホーキング氏の言葉の中でも大好きな一節です。

多分世界で最も有名なイギリス人物理学者をご存知の方も多いでしょう。
写真を見れば、「ああ、あの人ね」と思う方も多いと思います。

科学に全く疎い私ですが、
「全てが吸い込まれるばかりと言われるブラックホールが、実はエネルギーを発生させている」
と言う彼のブラックホール理論のサワリだけは聞いたことがあります。

聞いたことがあるだけで理解しているわけではないのですが…(汗)

彼の悲劇的な部分ばかりが強調されがちだけど

アインシュタインと良く比較されるほどの頭脳を持ちながら、オックスフォード大学在学中の21歳で体全体の神経が麻痺していく進行性の難病に見舞われたホーキング氏。

以来殆ど体を動かすことができず、“車椅子&電子音声でのみ会話をする悲劇の天才“のイメージばかりが強いと思います。

「ユーモアのある人」は最大の褒め言葉

が、ホーキング氏をよく知る人々がこぞって言うことには、
「すごいユーモアのある人だった」

これはね、本当の褒め言葉なんです。

イギリスでは頭がいいだけでは大して尊敬されない。
そこにユーモアのセンスが加わって初めてインテリジェントとされる。

ユーモアというのは笑いの中でも、絶対に人を傷つけたり嫌な思いをさせないタイプの笑いのこと。

人の気持ちがわかる、本当のインテリジェンスがあって出て来るものなのでしょうね。

彼の生きて来た、困難と呼ぶだけでは測り知れない出来事の連続だった彼の人生で、ユーモアが必要だった局面が数多くあったに違いない。

でもそんな凡人の推測の域を超えたところにホーキンス氏の凄さがあったのかも知れない。

映画「博士と彼女のセオリー」(The Theory of Everything)に見るホーキング氏の人生

病気が発生してからの長きに渡る、想像を絶する人生。
彼が残した言葉には有名なものが沢山あるのですが、(私にも分かるレベルで、の範囲です)

「足元ばかり見下ろしていないで星を見上げてごらん」が好きです。
(写真のガーディアン紙の見出しにも使われていました)

ホーキング氏をモデルにした映画「博士と彼女のセオリー」/ 英名「The Theory of Everything」
この映画ではイギリスの人気俳優 エディ・レッドメインが見事アカデミー主演男優賞を受賞しましたね。

宇宙の真理を完全に理解したい、というホーキング氏のパッションが伝わってくる見応えのある映画でした。
レッドメインも良かった!

正に自分の足元ばかりを見ていない、自分の追い求めていることを常に見据えている彼の姿勢が描かれています。

かなり辛いシーンもありますが、決してカワイソウ的に作ってはいないですよ。
まだ観ていないならオススメ!

自分の言葉を行動に移した人

「人生にどんな困難があっても出来ることは必ずあるし、それを達成することもできる」
ホーキング氏の言葉です。

言ってるだけじゃない、行動してみせた人の言葉。

ともすればその容姿ばかりに注目をするメディアを拒まず、

自虐ネタのチャリティコメディーに出演し、

アニメ・シンプソンズにキャラ出演をし、

NASAで無重力体験をし、

生涯研究に余念がなかったホーキング氏。

病気を発症した時は余命2年と告げられたのが

最初に病名を告げられた時は余命2年だろうと言われたそうです。

その彼が76歳の人生を全うして、私たちに色んな事を証明してくれました。

なんか、イギリスの良心がまた一つ消えてしまったようです。

今の世の中を見たら何と言ったかな。
やはり「足元ばかり見ていなで星を見ろ!」と言うだろうか。

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