1ポンド硬貨切り替えカウントダウン!!でババ抜き合戦のイギリス

1ポンド硬貨切り替え来る!

「あ~、またもらっちゃった!」
スーパーの自動精算機で出てきたお釣りのコインを確認してガックリ
やっと全部使い切ったと思ったのになあ…
イギリスではいよいよ今週日曜日を境に切り替わる1ポンド硬貨が、ここのところちょっとした騒ぎの元となっているのです。

上の写真を見てください。
左が旧1ポンド硬貨、右が新しいものです。

旧硬貨はお店では使えなる!

来たる10月15日を境に旧硬貨はお店では使えなる!

ということで、みな貯金箱を空にし、ソファの隙間に手を突っ込んでまだ古いコインが残っていないかどうかチェックしているのです。

15日を過ぎてもしばらくの間は銀行でお札に換えてもらえる、但し20ポンドの場合。
それに満たない場合は自分の口座に入金という形で受け取ってくれる事にはなっています。
でも誰もそんなメンドクサイことはしたがらないんですね。
そんな訳で誰もが手持ちの古いコインをサッサと使おうとする。

全部使い切った!と思った矢先にまたお釣りに紛れ込んでたりして、何やらババ抜きの様相を呈してきました。

まだまだアチコチに紛れ込んでいる旧コイン

大手のお店ではもう古いコインをお釣りに入れてはならないとのお達しを受けているようですが、自動精算機にはまだまだ紛れ込んでいます。

自動販売機やパーキングメーターなど、未だに新しいコインを受け付けないものもあるようで、あちこちで様々なトラブルが報じられています。

そりゃあイギリス中の自動機械のシステムを変えるのは大変でしょうが、分かっていたのにこの辺の用意の悪さ、正にイギリス…

何故コイン切り替えが決まったのか?

じゃあそもそもどうしてそんなトラブルも踏まえてコインを切り替える事にしたのか?
イギリスでは偽金が横行しており、1ポンド硬貨の場合10に1つは偽造品だと言われています。
写真でもお分かりの通り新硬貨を12角にしたのも偽造し辛くする為、政府も色々苦労してますね。

お札も切り替え中

最近10ポンド紙幣も新しいものが出回るようになりました。
先んじて5ポンド札は既に切り替わっており、古いものはもう銀行でも受け取ってもらえません。
こちらももうすぐババ抜き必至!

現金はまだまだ無くならない?

支払いはカードかスマホで、というのがいくら進んでも、リアルマネー、実際に手に出来る現ナマをやり取りする世の中はそうそう変わらないと思うのですが、どう思われるでしょうか?
ちなみに旧硬貨にも色々なデザインがあって、その中でも少量しか出ていないものが今結構な価値をよんでいるとか。こちらもまたしばらくお騒がせのタネになりそうですね。