クイーンの曲が映画の骨組みを作っている「ロック・ユー!」
(英題:A Knight’s Tale, 主演:ヒース・レジャード)
映画「ボヘミアン ラブソデー」が大ヒット作品となったのはまだ記憶に新しい。
イギリスのロックバンドクイーンのボーカリスト、フレディ・マーキュリーの生涯を描いたこの作品。
クイーンのヒット曲ががふんだんに盛り込まれて、話とうまくマッチしていましたよね。
クリーンの歌をふんだんに使った映画「ロック・ユー」
で、そのクイーンの歌をふんだんに使った映画がもう一つある。
「A Night’s Tale」(日本名:ロック・ユー!)です。
2001年に公開された映画ですが、(そんな前だったって改めて驚いた!)クイーンの名曲の数々が正に話の半分を占めている。
ストーリーの骨筋を作っていると言ってもいい。
「ロック・ユー」あらすじ
あらすじとしては、貧しい生まれの青年が騎士の身分を借りて這い上がろうとする、王道の成長物語。
騎士同士の競技ジャウスティング(あのデッカイ槍を持って馬をかけ、すれ違いざまに相手を倒す中世のヨーロッパではおなじみの競技)で勝ち抜き、名を立て、お姫様のハートをゲットする。
……という、まあフェアリーテールに近い、恋あり、友情あり、アクションシーンありの、爽やかな青春ドラマ的なお話です。
あまりネタバレしたくないので、細かい話は省きますが。
でも、とても良かった!
話も山あり谷あり、最後はきっとハッピーエンドに違いないと思わせる筋立てながら、途中かなりハラハラドキドキのシーンが満載。
夭折したヒース・レジャードの魅力満載
そして役者もいい!
先ず主役のヒース レジャー。
オーストラリア出身の人気俳優でした。
ルックスのカッコよさだけでなく、後にバットマンでジョーカーを演じて、その演技力を高く評価されたものです。
(残念ながら29歳と言う若さで突然死してしまいましたが)
そして大事なサポートキャラとして登場したチョウサー(カンタベリー物語を書いたイギリスの有名作家)を演じたイギリスの名優ポール ベタニー。
一見ひょうひょうとしているようで、自分の信じるものを人に伝える表現力豊かな人物として魅力的なキャラに仕立てています。
さらに明るい相棒にマーク・アディー、悪役にルーファス セウェルなど。
それぞれにとてもイイ味だしていて見応えがあります。
なんと言ってもクイーンの曲がこの話と上手くシンクロしており、映画のムードを何倍にも盛り上げています。
特にクライマックスでは音楽がヒーローの心情そのものとしてシーンを作り上げていると言ってもいい!
音楽の高まりと共に観ているこちら側の鼓動も高まっていく。


そう観ながら思いましたもん。
ナシでは決して成り立たない映画でしたから。
観ると元気になる映画の一つとしてオススメ!
2001年に公開された映画だなんて、古臭いんじゃない?なんて、そんなことないですから!
観たことない人は、騙されたと思って是非観てみて〜。
クイーンの歌が好きなら絶対楽しめるし、別にファンじゃないし〜って人にも十分楽しい。
一生懸命頑張る、なんて柄じゃない
観れば元気が出る、おススメ映画ですよ!