何故オジサンのくしゃみは大きいのか?
先日も「チコちゃん」が、長年の疑問に答えてくれた。
何故オジサンのくしゃみはあんなにも大きいのか、という長年の疑問に。
「ハァーーーックション!!!」
そのやかましさ、
爆発音かと思うほど。
近くに音の測量計があったら針が振り切れるんないかっていうくらいのものが多い。
(と思いませんか?)
これは全世界共通の現象だと思うけれど、実際にどうなんだろう。
少なくとも日本だけではなくイギリスでも同じようなものだ。
我が家にも約一名格別うるさいのがいて、毎度ムスメに思い切り嫌な顔をされている。
年をとってから大音量になる?
しかし不思議なことに夫に関して言えば、若い頃はそうでもなかった。
年齢と共に夫の「ハックション!」のボリュームが上がってきたのだ、それも格段に。
「わざとやっているようにも見えないけどなあ…」
もちろん我が家だけでなく、街を歩けばあちらこちらから聞こえてくる。
そして大音響で聞こえてくるのは決まってオジサンのくしゃみなのだ。
一体なぜ?
なぜにオヤジのくしゃみというのはかくも大きいのだろう。
<チコちゃんの意外な答え
チコちゃんの答えはちょっと意外なものだった。
それは、
「オジサンは年と共に羞恥心がなくなってくるから」
だというのだ!
「え、年齢を重ねて羞恥心を無くすのはむしろオバサンの方じゃないの?」
我が身を振り返っていえば、オジサンよりもオバサンの方が圧倒的に恥を掻き捨てていく、年齢と共に。
オジサンの方がまだシャイなんじゃないのかなあ、比較の問題ではあるけれど。
羞恥心欠如のなせるワザ?
その理由を説明していた大学の先生によれば、
「一般に多くの若い女性は大きい音を立てることを恥ずかしいと思っている」
よってくしゃみをする時も極力小さい音に止めようとする。
それが年齢を重ねてもまだ残っていると言うのだ。
が、一方男性は若い頃からくしゃみなどの音を立てることに、女性ほどにはそう恥じらいを感じていない。
歳を取って羞恥心が薄らいできた時、男性の方が意識していない分、音に関しては分かりやすく表れる。
よってくしゃみの音も格別大きくなりやすい。
とそういうことらしい。
(男性の方が鼻腔も声も大きいので、より響きやすいと言うのもあるそうだ。)
今一つ納得がいかない?
それにしてもなあ、
年と共に羞恥心のブレーキが外れていくのは分かるけれど、
本当にそう言うものかなあ、
今一つ納得がいかないなあ…
何を「恥ずかしい」と思うかは、確かに男性と女性では別れるものもあるだろう。
大きい音を立てることに関しては、それが理由になるのだろうか。
でもちょっと釈然としない。
笑点の答えに納得!
その回のチコちゃんは「笑点」とコラボになっており、合間に笑点劇場にカメラが移っていた。
チコちゃんが正解を出す前にレギュラーの落語家さん一堂(全員オジサンだ!)が思い思いに答えを言うのだが、こちらの方がずっと納得が行った。
最後に代表で夢之助さんが言っていた答えがそれだ。
「オジサンは家の中で存在感が薄いから、”ここでまだ生きてますよ〜”と言うSOSサインを出している」
それだ!!!
と私も思った。
こちらの方がずっと腑に落ちる。
要はくしゃみをより大きく響かせることで、自分の存在感を知らしめたいのだ。
無意識ながらに「同情して欲しい」サインを送っている。
オレはここにいる!
誰か気がついてくれ!
労わってくれ!
そうか、そうだったのか。
なんと分かりやすいSOSサインであることか…
(でも素通りされてるよね、だからますます大きくなるのかも)
羞恥心のブレーキをかけ直す?
それを聞いて以来、オットが耳に突き抜けるようなクシャミをしても、それ程気にならなくなった。
「ハイハイ、いるって分かってますよー」
心の中でそう言っている。
直ちにすっ飛んでって、
「温かいお茶でも淹れようか?」
とその都度優しく対応していたら(しないけど)、それ程大きくならないのかも知れない。
まあ自分のくしゃみも最近ちょっと大きくなってるかもしれないな。
たまに自分でびっくりすることもある。(汗;)
羞恥心…どこかに忘れてきたのかも。
人のフリ見て我がフリ直せ〜。