どうして月日が流れるのがそんなに速いのか
「切り餅がセールになってます!」
先日オンラインで買い物をした日本食品店から宣伝メールが入った。
「9月の終わりに切り餅の話かあ…」
思わずため息が出てしまう。
お餅は美味しいし、1年のいつ食べたっていいものだ。
でもこうして宣伝を送りつけられると、
「さあ、夏が終わったらさっさとお正月の準備をしましょう、すぐに年が暮れちゃいますよ!」
そう焚き付けられているような心持ちになる。
被害者妄想?
でもアセるの、急に。

夏が終わるとすぐにクリスマスプディングやミンスパイが棚に並ぶようになる。
デパートではクリスマスプレゼント仕様のコーナーが出来上がる。
夏休みが終わればクリスマス?
イギリスは秋が短いので、9月に入ると「クリスマスへまっしぐら!」感がある。

クリスマスが待ち遠しいなんて、プレゼントをあてにする子供と、付き合い始めのカップルぐらいじゃなかろうか。(ヒガミ?)
しかし、ただでさえ短い秋を寂しい気持ちで過ごしていたらモッタイナイ、
あっという間に歳が暮れちゃうよ!
歳を取ると1年が短く感じるのはなぜ?
歳を取ると1年が過ぎるのがどんどん早くなるのは、同じことを繰り返しているからだという。
子供は日々新しい知識を入れ、新しい体験をしている。
しかし成長するにつれ、生活のパターンが出来上がると安定を求めるようになってくる。
今していることを意識せずに、今まで通りのことを同じように何となくやっている。
「私は変わりたい!何か違うことをしたい」
と思っていても、無意識下では変化を恐れているのが普通だ。
これは「日常と違うこと」が大きなリスク、または死につながる古代の記憶によるものだという。
だが一方、日々のルーティーンをこなしているだけだと、知らぬ間に月日が流れていってしまうのだ。
(ヤバイ!)
そしてもっと怖いのは、自分が何が楽しいのかを忘れてしまう、分からなくなってしまうことだ。
時間を取り戻すためにできることは?
そんな時に私たちができることは、
どうしたら今日がいい日になるのか、
どんな日になったら最高なのか、
今できることを考えて行動に移す、
それぐらいじゃないだろうか。
「今」に意識を集中させる。
そういえばヨガの先生もいつもそう言っていた。
(先生ごめんなさい、いつもボーッと聞いていて)
自分が楽しめることを一つやる!
昨晩ユーチューブを見て、久々に「お絵かき」をした。
夕食後の1時間足らず、ムスメとダベリながら。
「ああ、こんな楽しみもあったな」
と思い出した。
自宅のダイニングテーブルで、外国にいる素敵なアーティストに絵の描き方を習う。
(それもタダで!)
そんなことができる時代なのだ。
日々の「やらなくちゃいけない事」だけを優先させていたら、それだけで1日はあっという間に終わっちゃう。
自分に楽しいことって何?
今日一番やりたいことってそもそもなんだったっけ?
わからなかったらリストアップして、端からやってみるのが一番手っ取り早い。
やりやすいものから始めてみよう、
アレ違う?と思ったら次行ってみよう、
秋の夜長を楽しもう!