長く続くコロナ禍で自粛中に新しく始めたことは?鬱な気分とどう向き合う?

フラフープに奮闘中_EC

コロナ禍の中、新しく始めたものは?

コロナでおうち時間が長くなった。
てか、生活のほとんどがおうち時間となった。

ここイギリスでは2回のロックダウンを経験した。

最初は、何か強制的でありながらも長い休みに入ったような気持ちだった。

ロックダウンに入って最初に思ったこと

ロックダウンに入った初めのうちこそ、

「家にある本を全部読み直そう!」
「何か新しいことを勉強しよう!」
「パンを焼こう!」
「ブログ1000本書いちゃる!」

なんて息巻いていたのだ。

それがしばらくすると、何かが変わってきた。

本を読み始めてもすぐ飽きてしまう。

新しいことを始めても身が入らない。

最初楽しんでいたパン作りもめんどくさくなる。

ブログってそもそも何書いてたんだったっけ…と思うようになる。

こんなはずじゃなかった?

あれ?
あれ?
あれ?

この気持ちは何だろう。

何に対しても興味が湧かない無気力状態。

暗い穴の底を覗いているいような、この気持ち。

「今日のごはん、何?」
と家族に聞かれただけで、突然の怒りでキレそうになる。

これはちょっと、まずいんじゃないか?

これって鬱なのか?

私はもともと引きこもりが好きなので、ロックダウンでもそう苦ではなかった。

コロナにかかるのは嫌だし、たとえ重篤にならなくても味覚や嗅覚を失うのは怖い。
かからないで済むに越したことはない。

そう思って外出規制に準じていた。

が、自分の意志で引きこもるのと、外圧によって閉じ込められるのとでは全く違う。

その違いが閉塞感となってのしかかってきたのだ。

「これってひょっとして鬱の始まり?」

心を変えるにはまず体から!

ロックダウン以前、ヨガ教室に通っている時、よく先生に言われていたことがある。

「気持ちが乱れた時に、頭で考えて感情をコントロールしようとしても効果はありません」

「先ずは体からです」

まず呼吸に集中すること。

吐く息を意識しながらゆっくり呼吸する。
これを繰り返す。

「そうか、先ずは体から、だったな」
そう思い出したのだ。

そして突然フラフープ

それならば、とそこで突然フラフープを選んだ訳は、

*体を動かすことである。

*家でお手軽にできる。

*今までにやったことのないことである。

*お金がかからない。
(子供が昔使っていたおもちゃフラフープがあったし)

*場所を取らない。
(2畳ぐらいあれば十分)

*自分のへっぴり腰姿を結構笑えるのではないか。
(何しろこの歳で初めてだし)

こんなところだった。

それに「フラフープをやっていて鬱ってのも珍しいのではないか」と考え、

「フラフープやって笑ってられるなら、自分はまだ大丈夫かも知れない」と思ったのだ。

まだまだ上達には程遠いけれど

そしてまだ、いまだにギックリ腰にもならず続けている。
へっぴり腰は相変わらずだけど、30回ぐらいなら軽くできるようになった。

毎日ではないけれど、数日を置いてもなんとなく体が覚えているのを実感できる。

いつかテレビで見たなあ、腰だけでなく、首、手、足に何十本もフラフープを回している人を。

あそこまでは望まないけれど、軽ーく軽ーく回せるようになりたい。それが望み。

続けているうちは大丈夫、今はそれを実感しているのだ。