断熱材を入れれば大違い!
光熱費は家の壁や天井に断熱材が入っているのとそうでないのでは大違い.
何よりも冬の暖かさが違います。
我が家ではそれを実感しました。

外から見ても違いは一目瞭然
同じ建物の右と左、全く違うのが分かりますよね。
片側の屋根は真っ白、もう片方は屋根の色がはっきり見えます。
そして濡れている。
何しろ建物が古い!
イギリスでは一般的な住宅のタイプでセミデタッチトハウスと呼ばれるタイプのものがあります。
これは一つの建物が真ん中から半分に区切られている2世帯住宅になっているもの。
それぞれオーナーが違うので、外の建物は共有していても中身は各々自由に変えている。
インテリアは勿論、もっと基本的な部分まで。
ロンドンにある多くの建物は100年以上前に建てられたもの.
当時のものには元々断熱材なんぞ入っていませんでした。
さぞかし寒かったろうな〜。もうディケンズの小説の舞台そのものですね。
外から見ても違いは一目瞭然
この寒く湿った気候のイギリス、古い家はその湿気と寒さにどう対処するかで住み心地が全然違ってくる。
写真で見てもわかる通り、屋根に霜が付いたものは断熱材が入っているもの。
熱が外に逃げないので寒くても内側は守られている。
一方断熱材ナシは部屋を温めてもその熱がどんどん上に逃げていってしまう。
部屋もなかなか温まらないし、上昇した熱で屋根の霜も解けてしまうのです。もったいないよね〜。
対策あれこれ、費用は決して安くないけれど
断熱材を壁や屋根に入れる。
窓はガラスが二重になったものをはめる。
これで暖房効果は何倍にも高まります。
でもまあ、モチロンお金もかかります。
どれか一つでも、フラットだって何千ポンドもかかる。
家全体だったらその何倍も費用がかかる。
工事をするタイミングを決める
断熱材を入れたり窓を入れ替えたりは、我が家も今のところに引っ越してから直ぐにはできませんでした。
一編にはできない。
その間どこかに住むなら別ですが、ウチの場合そうも行かなかった。
共同住宅なので住人同士で話し合う必要もありました。
見積もりを違う会社からいくつも取り、それらを前に決めるのにまた時間がかかった。
業者を決める前に何をチェックすべきか
見積もり料金、
施工業者の信頼度、評判はどうか、
実際に何を使うのか、やってくれるのか、
支払いはどういう段階で支払うのか、
保証は何年あるのか、等々。
そして数年前、長い協議の末、屋根の修理と同時に厚い断熱材を入れることに決定。
大体一週間ほどの工事でした。
大きな出費、それでも光熱費はグッと節約できる
実際ヒーターを入れる時間がグッと短くなりました。
朝起きる頃、夕方に向けてキュウ〜ッと冷えてくる頃、夜しんしんと冷える頃。
どうしても暖房を入れたい時がある。
それぞれ45分もヒーターを入れるとフラット全体がかなり温まります。
そして一旦温まるとそれが持続する、これが大きい。
快適に暮らすため、が一番の理由
ガス電気代もどんどん上がるし、余計なものに使わない分環境にも優しい。
元を取る、というよりは、やはりどれだけ快適に住めるかということにフォーカスしました。
結果、やって本当によかった。
「大丈夫、もう部屋が温まった!」
そう言ってすぐヒーターを消す、と家族には嫌がられていますが。
やっぱり、早くモト取りたいよね〜。