ハムステッドヒースは犬のパラダイス!
ハムステッドヒース、日曜日の早朝。それはドッグウオークのラッシュアワー。
そしてここは犬のパラダイス。
特定のエリアを除けばリードを付けずに犬を広大な土地で自由に歩かせることが出来る、飼い主にとっても犬にとっても素晴らしい所です。
思いっ切り遠くに投げられたボールを全速力で追いかける犬、
高く舞い上がったフリスビーを飛び上がってキャッチする犬。
すっごい躍動感だ。
それを誇らしげに、尻尾を大きく振りながら飼い主のところに届ける犬を見ているだけで楽しい。
そんな犬達を眺めながら散歩するのもハムステッドヒースの大きな魅力の一つです。
この広いスペースを自由に駆け回れるのを犬が本当に楽しんでいる!
それが伝わってくるから、こちらまで幸せな気分になる。
それにしても犬って時々、思いもよらぬ拾い物をしてくるののですねー!
ゴールデンレトリバーは犬の横綱!?
先日遭遇したゴールデンレトリバー君は凄かった!
彼は飼い主がボールも何も持ってこなかったのに業を煮やしたらしく、あっと驚く投げ枝を自分で調達していました。
時々います、道幅一杯の長さの枝を見つけて口に加えて歩いている犬。
決まってかなり誇らしげ。
獲物は大きい方が自慢になるんですね。
が、このレトリバー君が「コレッ!」と思った枝は超ド級。
マサカあれは持ち上げられないだろうと思っていたら
クンクンと鼻先で巨大な枝を押してるけど、


そう思って見ていましたが、侮るなかれそのチカラ。
大きく長いだけではなく、一体何キロあるのかと思うほどの重そうな枝をエイヤッとくわえ上げました!
尻尾を左右に思いっきり振りながら飼い主のところに弾むように歩いていきます。
「見て見てコレ!」
全身でそう言っている。
スゴイ、恐るべき首のチカラ…
まずは褒めてほしい!でも飼い主はタジタジ
「おーい、何ちゅうものを拾ってきてくれたんだあ〜」
と呆れ顔で迎える飼い主の男性。
レトリバー君は飼い主の足元にそれを置き、
「投げて!早く投げて!」
とワクワクしながら待っている。
「コレ本当に投げるのかあ?」
とかなり気の進まない様子の飼い主さん。
ヨッコラセッ、と枝と言うよりは丸太に近いそれを飼い主さんはやっと持ち上げます。
かなり重そう。
それを期待いっぱいの目で見上げて、待ちかねた様子のレトリバー君。
人が投げられないほどの重さを支えられる首って
「ヤッ!」
一応一回は試みたのですが、それは30cm も飛ばなかった。
まあ彼の足元に落下したって感じでした。そりゃそうだ。
一体犬の首はどれだけ強くなれるのか?


それにしてもあれには感心したなあ
自分も以前ゴールデンレトリバーを飼っていた事のある夫は嬉しげに語っていました。
せっかくの期待を裏切られ、でもあきらめない!
「さあ行くぞ」
とそれ以上の努力を見せずにサッサと歩き始める飼い主。
レトリバー君はその後ろ姿をちょっと淋しそうにしばらく見送っていました。
それから彼は枝を名残惜しそうに見下ろし、でもまた直ぐに気を取り直して飼い主の後を追い歩き始めたのです。
ちょっとカワイソウ。
きっと心の中では、
「もっと大きいのを見つけてきたら、今度はきっと喜んでくれるはず」
そう思っていたに違いない。
ガンバレ!枝はいくらでもある。
ヒースで散歩をしてみようかな、と思っている方、是非早朝をおススメします。
面白ワンコが目白押しですよー!