野菜サラダ&チーズ用おろし器を比較
やっぱり日本製が一番?
野菜サラダ、特に人参しりしりやピザ用チーズのおろし器は種々出てますよね。
私も2本持っており1本は日本で買った日本製、もう1本はイギリスで買ったOXO製品。
全体の長さは同じだけど、日本製はマンダリン型で刃の幅が下に向かって広がっている。
対するOXOは刃の部分がもっと細長い。
持ち手に少し角度がついており、置いたときに作業台にぺたんとつかない工夫がされている。
(作業にはあまり影響はない)
そんなに何が違うのか?
この2つ、比較してみると圧倒的に日本製が使いやすい。
何が?

私がこの道具を使うのは主に人参かチーズをおろす時、
人参は常備菜の胡麻和え、チーズはピザかグラタンのトッピング用だ。
チーズは柔らかいのでどちらのおろし器を使っても難なくできる。
削られたチーズはOXO製がやや厚みがあるけれど、まあ焼いてしまうのだから料理の出来上がりにさほどの違いはない。
でも決定的に違うのは人参をおろす時だ。
刃物の切れ味が違う!
日本製の刃はさすが良く切れる。
人参2本分があっという間にいい感じの小さなささがきにおろせる。
刃の盛り上がりが先細りになっているので、一つ一つがボート型。
生サラダにしても十分だ。
あっという間にゴマ人参
これをタッパいっぱい分作りレンチンする。
それにゴマを混ぜ、あっという間に人参のゴマ和えの出来上がり。
これをOXO製で試してみたら、台所が大変なことになってしまった。
人参をおろすのにすごく力が要るし、あたり一面にものすごく散らばってしまう。
刃の盛り上がりが違うので、幅広で厚いささがきができました、そこいら中に。
やっぱり刃物は日本製だなあ、と感心するやら納得するやら。
サイズが選べればもっと良いのだけど
大体なんで二個もおろし器を買ったのか?
うーん、それはね。

それでいつもおろし器が仕切りからはみ出て、引き出しの開け閉めで引っかかる。
つい浮気をして「これなら収まりもいいし、代わりになるかな」なんてもう一つ買ってしまった。
まあOXO製品を試してみたい気持ちもあったんだけど。
結果としては上記の通り。(とほほ)
大して使っていないのに捨てるもの罪悪感があり、今は殆ど引き出しの奥に眠っている。
キッチン整理のつもりが逆効果に。
結局同じものを買い替える羽目に
一方日本製の方は1回買い替えて、今の2代目を5年は使っている。
人参、じゃがいも(ガレットに!)チーズと殆ど毎日出番があるが、変わらずシャープな切れ味を保ってくれている。
そんなわけで、刃物は圧倒的に日本製がいいよ!と言いたかっただけなんだけど。
外国人シェフが日本で一番欲しいもの
去年イギリスのレストランで働く知り合いシェフが5人、ツアーを組んで日本へ行ったおりのこと。
着いた翌日に合羽橋へ赴き、全員が「名前入りマイ包丁」を買って来たそうですよ。
そういえば私も包丁はグローバルを、同じものをもう25年ぐらい使っている。
適当に研いでいるけれど、今もシャープで、何より軽くて持ちやすい。
刃物は切れ味だけじゃなく、用途に合わせた使いやすさが大事。
それがおろし器一つにも表れているんだなあ。
日本のもの作り、もっと世界にアピールして欲しいよ〜。