100kcalカードでダイエット効果大?
朝イチで夏に向けてのダイエットやスキンケアの特集をしていた。
その中でも「100キロカロリー」カードなるものがあって、「やり易そう!」と見入ったのだ。
100キロカロリーカードを目安にダイエットとエクササイズを見直し、体重を減らしていきましょうというものだ。
100kcalカードって?
100kcalカードは摂取カロリーと消費カロリーの2種類に分けられている。
摂取カロリーカードは、主な食べ物別にコレだけ食べれば100kcalになり、
消費カロリーカードでは、運動や家事などでどれだけ体を動かせば100kcal消費するか、と表示されている。
100kcalになんの意味があるの?
100kcalードを提唱する中川修ドクターによれば、1日50グラムの脂肪を減らすのが無理がなく、続けやすいという。
テレビに100グラムの脂肪の模型が映され、軽くショックを受ける(汗;)
50グラムの脂肪って何カロリー?
1日50グラムの脂肪は300kcalに値する。
300kcalは大体ご飯1膳分、
運動にして何とジョギング40分分だというのだ。
ジョギング40分なんてハードル高すぎ!
仮にご飯を半膳にしてもジョギング20分。
それでもキツいわ……と急に気が遠くなる。
食べるのはいともやさしい。
しかし余分に取り込んだカロリーをを運動だけで消費するというのは本当に大変なのだ。
摂取カロリーと消費カロリーの両方を小分けに!
300kcalと一つに考えると大きすぎる。
そこでコレを小分けにして組み合わせたらもっとやりやすいのでは?
それで100kcalカードをドクターが考案されたのだそうだ。
これがとても分かりやすい!
運動でカロリーを消費するのはなんと大変なことか。
100kcalカードをざっと眺めてつくづく思い、ため息が出る。
普通に歩いて30分、
風呂掃除24分、
フリスビー30分、
筋トレ30分、
固定式自転車30分、とある。


水泳などは効率が良くて、クロール12分、平泳ぎ9分。
(平泳ぎの方がカロリー消費するんだ、知らなかった!でもプール行くまでが大変な昨今)
まず食べ物を中心に
ドクターによれば、先ず食べ物を中心に考えるのが効率的でしょう、とのことだ。
最初に運動量ばかり増やしてしまうと、ついまた食べたくなる。
動けばお腹も減るし、運動したから大丈夫という心理も生まれてしまいがち。
それはよーく分かる。
食べ物で、コレなら少し減らせるもの(脂たっぷりで炭水化物メインなもの、お菓子やスナック系、アルコールなど)を選ぶ。
これらをカードの目安を参考に半分なり4分の1なり減らすようにする。
マヨネーズなんか大さじ1杯で100kcaだ。
サラダに2周まわしかけてる人は1周にするだけでも100kca減らせる。
そこに無理なく続けられる運動や家事などを合わせる。
全体を合わせて300kcalになれば良い。
合わなければまた組み合わせを変えてみる
「アイスクリーム食べ始めたら3分の1カップだけ残すなんてできない!」
という人(私だ)は、また別のものを検討しよう。
ご飯なら軽めによそる、ピザなら5分の1切れ減らすぐらい。
運動だって、普段普通に歩いているのを早歩きにしても違いがあるのだ。


1日300kcalでなくカード2枚分の200kcalだって、続ければスピードは違えど必ず効果が現れくる。
カロリーを溜めやすいのはむしろありがたい?
まあちょっと動いただけでどんどんカロリーを消費してしまったら、私たちはもっと頻繁に食べなければならない。
人類の歴史は殆どが飢えとの戦いの歴史であるから、私たちの体はこのように効率良くできている!とむしろ感謝するべきなのだ。
しかしこの飽食の時代にあって、カロリーオーバーになるのは容易い。
バランス良く作った食事よりも、安い菓子パンでお腹を膨らませた方が早くて安く済む、という根深い社会的な事情もある。
しかし肥満は万病のもと、コレは無視できない。
不健康になったら元も子もないのだ。
私たちは食べたものでできている!
私たちは食べたもので出来ている(We are what we eat)とイギリスではよく言われる。
色々な意味が含まれているが、要は何を食べているかが大事かということだ。
イギリスではもう長い間、全世代に渡る肥満が深刻な問題だ。
心臓麻痺で倒れても、患者が担架に乗り切らないというケースが多すぎる。
担架のサイズを見直そうか、いやそもそも救急隊員2人では運べない重さだし、と話しているくらいなのだ。
お手軽に食べられるスナックや菓子類が私たちの身の回りに溢れている。
ほとんどが高カロリーで、脂や砂糖が主成分(そして添加物)。
栄養としてはほとんど期待できない。
これらでお腹を一杯にしてしまい、肝心なものが不足しているのが現代人の大きな問題になっている。
「太っているのに栄養失調」という非常に悪〜い事態になってしまうのだ。
子供のうちからメタボになってしまったらどんな将来が待っているか、想像しただけでも怖い。
体重の記録から始めよう
体重を毎朝毎晩必ず量り、記録する。
自分でも経験があるが、これを折れ線グラフにして壁に貼っておくと効果が大きい。
目に見えて分かりやすいのがミソ。
可視化、とエライ人がよく言うあれだ。
記録されたグラフを見て、最初は微妙な100グラム違いの上がった下がったで一喜一憂する。
前の日やその日食べたもの、お通じの具合などが如実に数字に出るからだ。
「あー、昨日結構飲んだしなあ」とかちょっと後悔してみたり。
(グラフの下に書いておくと良い)
「今朝しっかり出たのに全然変わってない!」とか怒ってみたり。
早急に結果を求めない!
そこでめげずにグラフ記録を1ヶ月も続けると、全体の流れが見えてくる。
緩やかに下がっていたら、それがベスト。
結果が目に見えるのがチョー嬉しい。
逆に上がっていたら、生活の見直しだ。
その上で100kcalカードを参考に、自分に何がしやすいか考えてみるといい。
できないことを責めないで


罪悪感からくる努力は決して続かない。
(私の場合だけど)
自分には何が向いているのか?
無理なく続けられるものは何か?
そこに注目するといい。
私は決めてもすぐ忘れるので、付箋に書いてキッチンの壁に貼っておく。
コロナで外出が激減した今日この頃。
この小分け作戦、効果大きいと思うよ〜。