アルミホイルには裏表があるの?なぜ片面だけツルツルなの?

なぜアルミホイルは表と裏が違うのか?

アルミホイルの表はツルツルピカピカ、
裏はちょっとマットな感んじ。

コレってなぜ?

大体アルミホイルに裏と面があるのか?

オーブンではアルミホイルのどちらを上にするとか、
どちらを食べ物に当てる方にするとか、
決まりはあるんだろうか?

そんな長年のギモンにチコちゃんが応えてくれました。
そう、大好きな「チコちゃんに叱られる!」でその答えを初めて知ったのです。

アルミホイルはツルツルの方が表じゃないの?

まずアルミホイルに裏おもてがあるのか?

の答えは、

「ナシ!」

見え方が違うだけで、どちらを表にしなければならないなど、使い方に決まりは全くないんだそうです。

えー、そうだったのかあ。

なぜ両面同じツルツルにしないのか?

じゃあナゼ片面はツルツルで、もう片面はマットな仕上がりなのか?

番組ではその製造工程を工場で公開してくれました。

コレが結構エキサイティングで。

アルミ素材を伸ばす過程にヒミツがある!

アルミホイルは、もちろん最初からあんなに薄いわけじゃありません。

アルミニュウム素材を段階を経て、徐々に、少しずーつ薄く伸ばしていく。

その薄さ、0.03ミリ。
驚異的と言ってもいい。

工程では、ある程度薄くなったアルミ素材を2つのローラーの間を通してさらに薄く伸ばしていきます。

しかし、ローラー同士の間を通っただけではアルミ箔を薄くできるのにも限界がある!

さらにさらに、薄紙のごとくペラペラにしていくには、あのやり方!

アルミホイルと春餅との意外な共通点!

そう、春餅の作り方ですよ!
それによく似ている。

春餅とは、いろいろな食材を包んで食べる、あのうすーく焼いた小さなクレープのような中華料理の一つ。

薄くデリケートな春餅。

あれも、作業台の上で春餅の生地を綿棒を使って薄く伸ばすだけでは、どうしても薄さに限界がある。

一つずつ伸ばしてもある程度は薄くなるけれど。
さらにさらに薄くしたいわけです。

それには!?

2枚重ねで伸ばしていく!

ある程度薄くした生地同士に片面油を少し塗って2つ合わせ、それを一緒に伸ばしていく。

そのままフライパンで焼き、焼き上がってから2枚を剥がす。

すると、1枚ずつ伸ばしたものよりずっと薄い春餅が出来上がるというわけ。
あったまいい〜。

さすが中国4千年の歴史。

これを「表裏」と言えないわけではないけれど

春餅に話がずれたけれど、アルミ箔を伸ばすのも正にこの通り。

ローラーで薄く伸ばしたアルミ箔を今度は2枚合わせ、それを一緒にローラーにかける。

そうすることでグッと薄いアルミ箔が出来上がる。

そして春餅もフライパンに当たっていた面と生地同士合わさっていた面とでは表面のテクスチャーが違うように、アルミ箔にも違いが生まれる、ということなのです。

外に出ていた方がツルツル、
合わさっていた内側は表に比べて多少のザラつきがあるのでマット。

外側と内側の違い。
それだけの話で、使い方には表裏の違いはない。
それが結論です。

そういうことだったのか〜。

何となく表裏を使い分けていたウン十年

長年アルミ箔を使っていて、何とはなしに表裏を意識して使っていた。

食べ物に当たる方にツルツルの面を向けていた。

あれは何の意味もなかったのだと、初めて知りました。

イギリスでは「厚め」のフォイルも人気

余談だけどイギリスでは、アルミ箔はアルミフォイルの下だけをとって「フォイル」と呼ばれている。

アルミ箔にも通常の薄いものと、「ストロングフォイル」とか「エクストラストロング」とかに分かれて売られている。

オーブン料理にはちょっと丈夫な方がいいのよね、と選ぶ人も多いのだと思う。
ちなみに「ストロング」の方には「素材がくっつかない!」と大体書いてある。

あるある!
ローストした肉がなかなかアルミ箔から離れないくて、焦げたソースがくっついたまま破けちゃうなんてことが。

「ちょっと厚い」のがありがたがられる、という場合もあるんですねー。

それにしてもチコちゃん、ありがとう。

おかげで長年の素朴なギモンが解消されてちょっとスッキリした。

コレからも楽しみにしていまーす。

(仮面つけて踊ってビデオ送っちゃおうかな)