「勝ち抜き戦」を英語で何という?
2021年フットボール、ヨーロッパカップはついに第2ステージに入った。
これまでのポイント加算制から勝ち抜き戦に移ったのだ。
(2021/06/25現在)
イギリスではイングランドとウェールズがここに進み、コロナ疲れした国民の期待を集めている。
ほんともう、ロックダウン中は娯楽が少ないからねー。
特にヨーロッパカップはワールドカップに匹敵するほどに人気があるトーナメントなのだ。
盛り上がれるものがあると嬉しいし、スポーツの持つエネルギーに惹き込まれる。
この厳しい規制と悪天候続きの中、選手の皆さんご苦労様です。
勝ち抜きとトーナメントは同じ意味?

「勝ち抜き戦」と引くと英語の辞書には「taunament」とか出ている。
しかしトーナメントとはその「大会」を指すものでもあり、いつも「勝ち抜き」を意味している訳ではない、と思う。
トーナメントにもテニスのように最初から勝ち抜いていくがあるものがある一方、ゴルフトーナメントのようにグループ全体で一緒に進むものもある。
トーナメントもステージごとに呼び名が違う
フットボール大会のように、最初はグループ、その後勝ち抜き戦に上がっていくトーナメントの場合もある。
最初は普通にトーナメント、
それが勝ち抜き戦に上がると「ノックアウト・ステージ」と呼ばれる。
相手をノックアウトしながら勝ち進むイメージがスポーツっぽい。
なるほどね、と思う。
ノックアウトよりもよく使われる言い方は?
一方イギリス人が「勝ち抜き」によく使う「サダン・デス(sudden death)」がある。
sudden death=突然死
最初のステージが終わると「よし、次はサダン・デスだ!」なんてよく言う。
最初聞いた時は「なんて身もフタもない!」と思った。
でも慣れてくると、こちらの方がパキッと決まる感じもする。
スポーツも最初はルール無し?
考えてみればヨーロッパで、ルールを定めたスポーツらしきものはジャウスティングとかが最初だったのではなかろうか。
ジャウスティングとは、映画でよく見るアレ。
長ーい槍を抱えて馬に乗った騎士同士が対局から一騎討ちをするもの。
想像を絶するインパクト、すごい破壊力だと思う。
いくら甲冑を身につけいても負けた方は命が無いか、もう2度と戦える状態ではないのは確か。
もっと遡ればローマ時代のグラディエイターとかもある。
スポーツにはまだ遠いがあれも生き残った方が勝ち、負けるとは死を意味している。
ギリシャで始まったらしいボクシングとかもね、最初は時間無制限でどちらかが絶命するまでやったらしい。


それら過去のトーナメントを想像すると、
sudden death、まさにその通りとも思う。
ルールがあるから今はそう呼べる?
選手の安全を守るルールを定めた「スポーツ」と呼ばれるものができるまでには、長い長ーい変遷があったに違いない。
厳しいスポーツの世界において、負ける言うことはサダン・デスにも値する事かもしれない。
でも今はルールがあり、負けたその先にも次への希望がある。
だからこちらも安心して見ていられるし、応援できる。
イングランドとウェールズの運命やいかに!?
ヨーロッパカップ、勝ち抜きステージの1日目はウェールズ対デンマーク戦がある。
デンマークはロシアに3−0で勝った強豪だ。
今トーナメントはスコットランドが何十年ぶりか以来に参加資格を勝ち取り盛り上がっていた。
だが第一ステージで敗退してしまった、残念。
イングランドは29日にドイツと対戦予定。
うーん、いきなりドイツかあ。
ここまで来て負けたらほんとにsudden death。
確かに一番しっくりくるけど、そうならずに生き残って欲しいわー。