ジェットスーツで空飛ぶレスキュー部隊現る!?イギリス湖水地方/ Lake District

イギリス湖水地方にジェットスーツに身を固めた空飛ぶレスキュー部隊が現れた!?

いえ、アベンジャーの話ではなく、GNAAS (Great North Air Ambulance Service )のレスキュー隊員の話です。
イギリス北部を拠点とする救急隊の驚くべき最新の技。

両腕と背中にジェットパックを装備した救急隊員が、飛ぶ、というよりはジェットの力で地面から1〜2メートルほど体を浮かせて移動するというもの。

まだ実験段階ではあるけれど、先日BBCのニュース映像を見て、「こんなことができるんだ〜」とビックリ!

実験が行われている舞台は、ピーターラビットでも有名な湖水地方 / Lake District。
風光明美な丘陵地帯で、1年を通して多くの観光客が絶えないところです。

数あるハイキングコースも簡単に歩ける緩やかなところから、かなり厳しいコースと色々。

訪れる人も子供連れの家族から、かなり本格的な山歩きを求める人まで様々です。

ハイキングを楽しむ人が多い、ということは当然不慮の事故も起こりうる。
レスキュー隊が出動を要請されることも、年間を通して毎月数十件はあるそう。

救助へ向かう時間と労力を大幅に節減!

丘陵地帯で何が困るって、コールを受けてからその地点に到達するまでに時間がかかること。

基本登りだし、岩場もある。
車では行けないところが殆どだし、そうそうヘリコプターを飛ばす予算もない。

GNAASは基本チャリティーで運営されている団体です。
レスキュー隊員だって皆ボランティアだ。(すごい!)

そのGNAASが、イギリス人起業家が設立したGravity Industries社とのコラボで開発しているのがこのジェットパック。

ジェットスーツで湖水地帯を飛ぶレスキュー隊員

飛行は速いながらも緩やか

オリンピックの開会式などで見た、宇宙飛行士みたいな人がビューンと飛んで来るデモンストレーションとはちょっと違う。

もうちょっと穏やかな飛行だが、最高時速60kmというだけあって、映像を見るだにかなり速い。
コントロール感があって中々カッコイイ。

1050馬力、スピードによって5分から10分の飛行が可能だとか。

演習では、普通なら歩いて30分はかかる所へ90秒で飛行できたそう。

これによって、骨折した人や心臓麻痺を起こした人などに最初の応急措置は施せる、それも即急に。
凄い可能性がある。

「歩いて登るのが大変なら人間を飛ばしちゃえーっ」
ていう発想がすごい。

このジェッとパック、手を動かすことによって方向などをコントロールでき、操作は簡単だということ。
(本体は27kg、実験では隊員が車のブーツに腰掛けて装着していた。)

安全性については、発明者のリチャード・ブラウニング氏が保証していたけれど。
これからまだ実験を重ねて実用化を目指したいそう。

本当に急を要するケガや疾患があった場合、1時間も待つ代わりにほんの数分で最初の助けが到着することができたらどんなに良いか。

何より現場に到着した救急隊員が疲れてない!

何と言っても現場に到着した救急隊員が疲れてない!
これは大きいと思う。

患者に応急処置を施したのちヘリコプターが必要とあらば、発煙筒を焚き、現在位置をはっきりヘリのパイロットに知らせることもできる。

これが本当に実用化されたら、日本のように山の多いところでも大いに役立つのではないかしら。

ケガで動けなくなっている時に、ジェットスーツを付けたレスキュー隊員が文字通り自分のために飛んで来てくれたら。

もう本当のスーパーヒーローだ。

Koppa
きっと惚れちゃうよ〜、どうしよう。