「日本の大臣が育児休暇を取ることで職場のプレッシャーに立ち向かう」
イギリスBBCのウェブサイトを見ていたら、こんな見出しが目に入りました。
小泉進次郎と滝川クリステルの写真付きです。
どれどれ!とクリック。
記事によれば、
「小泉環境相は今月末に予定日を控えている第一子の誕生と共に、2週間の育児休暇を取る予定でいる。父親として育児休暇を取るのは、日本の大臣としては初めてのことである」
んだそうです。
また、「日本でも父親が育児休暇を取る権利は認められているが実際に仕事を休むのは2018年の統計で全体の6%程度である」と続いています。
2週間といっても連続で、ではなく子供が生まれてから3ヶ月の間に合計での日数らしい。
その間にも重要な行事などは外さないようにするし、インターネット会議などを駆使して乗り越えるつもりだ、などと氏はコメントしているそうです。
かなり半端な感じは否めないけど、大臣として育児休暇を取る姿勢だけはいいことだとは思う。
革新的な政治家としてのイメージ作りジェスチャーと言ってしまえばそれまでかも知れない。
でも外国でこれが記事として取り上げられる程、日本男性は家庭を顧みないイメージが強い。
裏を返せば育児休暇も満足に取れない社会のプレッシャーが男性には大きく課せられている。
ジェンダー問題が取り沙汰されている昨今にはタイムリーな話題です。
カップルの全てが手伝いに来てくれる親がいる訳でもない。
お手伝いを雇う経済的余裕がある訳でもない。
そんなカップルはたくさんいます。
本当に助けが要る状況で父親が満足に育児休暇も取れないんじゃ、日本の出産率はいつになっても上がりませんよ!
あっという間に人口半分になっちゃうよ。
小泉氏はイギリスでも日本の政治家としては知られた存在。
BBCで去年9月に「日本政界のライジングスター」として取り上げられ記事になっていました。
「人気のあった前首相小泉純一郎氏の息子」であり、
「歴代大臣の中では3番目に若く、女性ファンも多く」、
「将来の首相候補とも言われている」
等などメディアも高い関心を寄せているのです。
その記事で既に、
「彼のパートナーは5ヶ月後に出産を控えており、その時育児休暇を取るか注目されている」などと報じられています。

その方がインパクト強いし。
小泉夫妻の場合はお手伝いの人も十分いるんでしょうから、2週間というのは事務手続きや家事手伝いではなく「奥さんのメンタルサポート」ではあるだろうけど。
まあクリステルさんの方も、出産で疲れているところに旦那が忙しく家で仕事してたり、ネット会議やってたり、出たり入ったりってのも鬱陶しいかもしれない。
進次郎氏が自宅にいるとばかりにお見舞いやら挨拶やら次々に人がやって来ちゃったり。
「あーっ、ウザイッ、さっさと外に仕事に行って!!」
なんて事にならないように、リラックスできる環境を整えてあげて欲しいです。
後に続く父親の育児休暇取得のためにも、シッカリご家族のケアに努めてくださいね〜。