捨てるなんてバチ当たりなことをするなら何のための恵方巻き?どうやったら無駄をなくせるか考えてみた

節分には恵方巻きを食べるっていう習慣はいつ頃始まったんでしょうか。

私が日本からイギリスに移ったのはは1989年。
その頃には、少なくとも私の育った東京下町近辺には存在していなかった習わしです。

何でもその年の恵方、良いとされる方角を向いて7種類の具が巻かれた海苔巻きを切らずに丸かじりする、ってのが正しい恵方巻きの食べ方らしい。

何で丸かじり?

何でも「切る」っていうのは縁起が悪いとか日本の縁起担ぎでは多い話だから、多分そんなところから来ているんじゃないかとは想像がつきますが。

そしてこれが節分のビッグビジネスらしい。

日本の新聞記事を見ると、売れ残った恵方巻きのロスコストは3億とか、記事によっては10億とか書かれている。

え、ほんとに!?

ちょ、ちょっと信じられないほどの無駄じゃないですか。

お金の無駄もとにかく、それだけの食べ物が1日のイベントのために無駄にされて、結局ゴミ扱いで廃棄されているという事実が信じがたい、っていうか想像するのもオソロシイ。

恵方巻きにはマグロや海老など海鮮食品が含まれていることが多く、賞味期限が1日(!)というのがその原因の大元らしい。

節分も終わりに近付き、売れ残ったと分かった時点で既に賞味期限にあと数時間。
どこかへ寄付するのも難しいには違いない。

でも!

ちょっと待ってくれえええ。食べ物の話だよ。

給食費も満足に払えない家庭の子供が学校に何人もいるとか言われているこの時代。
食べ物を3億円分も1日で捨ててるなんて、こんな無駄があっていいもんだろうか。良くないでしょ。

てか、それ自体縁起悪ッ!!!

じゃあ売れ残らないように夕方は値引きセールにしたらどうかというと、これも難しいらしい。

6時以降は半額、というとそれを期待した客で日中の売り上げが下がるとの懸念もあって値引きもままならないという。

ならば!

「午後1時までなら2割引き!」というのはどうでしょう。

それならお昼に恵方巻きでも食べてみっか、とか、今買って夕方まで冷蔵庫に入れておきましょうとうい人も多いかもしれない。

お昼までにほとんど売ってしまう、その分しか最初から売り上げを見込まない。

売れ残りを値引きするより早く買ってくれる人に安く売ってさばいた方がいいじゃないですか、ってダメ?

そして多めに作る分は生ものは入れない。せめて翌日1日はOKな具材のみを入れる。
それを翌日には半額にする。さらにその分には当たりくじをいくつか入れておく。お弁当の100円引き券とか。

そんなところでどうでしょうか。

とにかく「無駄が出て当たり前」みたいな感覚を無くして欲しい。

ところで私も恵方巻き、作ってみる予定です。
具材はね、納豆、ネギ、卵、キュウリ、人参、アボカド、スモークサーモン。
生のマグロとか近所で売ってないしね。ちょっと時間をおいてもOK。

よし、つくろうーっと。
あ、今年の恵方もチェックしなくっちゃ〜。

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