対コロナワクチンのブースター(3回目接種)はいつ打つの?
ブースターは2回目の接種から6ヶ月経った頃にを打つのが良いとされていた。
しかしオミクロンの出現でガラリと事情が変わった。
イギリス政府は成人に対し、「6ヶ月後」を「3ヶ月後」に切り替えたのだ。
2回目から3ヶ月経ったのなら、もうブースターを打った方がいいという。
「とにかく急ぎましょう、ちょっとでも抗体が落ちる前に」感が出ている。
オミクロンはその症状についてはまだ症例不足だが、感染率はデルタ株よりも高いと言われている。
そしてイギリスの場合、オミクロンがデルタに取って代わるのにそう時間はかからない、とすでに推察されている。
何しろ現在(2021年12月7日)で400人以上も認められているのだ。
ブースター接種を済ませてきた

と私も先日、ブースター接種を済ませてきた。
2回目からちょうど6ヶ月目。
NHSのサイトで、近所に接種会場ができたのを知り、予約を入れた。
今回は、予約なしでも受け付けてくれる「ウォークイン」会場が増えたようだ。
行ってみて並ぶようなら面倒なので予約を入れたけれど。
1&2回目の接種と何が違ったのか?
予約を入れた後にかかりつけ病院から、
「ブースターにファイザーを打ちますので予約を入れてください」
と携帯にテキストが送られて来ていた。
すでに別の予約を入れてあったので放っておいたが、すっかりブースターはファイザーを打たれるのだとばかり思い込んでいた。
サイトにその指定はなかったのだが。
期待していたワクチンと違ったら?
接種会場でまず詳細チェックを受け、ブースに入る。
すると、
「今日打つワクチンはモデルナです」
とナース君が言った。
「え、ファイザーじゃないの?」
とちょっと驚いた気持ちが声に出してしまった。
即ナースに
「いえ、モデルナです。それでよろしいですか?」
と冷静に返された。
いえ、どっちだっていいんだけど。
そうか、モデルナだったんですか…
よろしくない、と言ったら違う選択があるんだろうか。
そう思わぬでもなかったが、
「そうですか。了解しました」
とモデルナを打ってもらった。
注射はとても上手で、痛みも感じず出血も全くなかった。
シールはくれなかったけれど、今回。(子供?)
日付入りの接種証明スタンプを押したカードをもらって、経過を見る椅子に移動した。
1、2回目と違うタイプを打つ方がいい?
椅子に座ってぼんやり外を眺めていると、近くの接種ブースに入って行ったオバさんの驚いたような声が聞こえてきた。
「え、ファイザーじゃないの!?」
私と同じようなこと言ってる人がいるな、と可笑しくなった。
カーテン越しで顔は見えないけれど、オバサンの困惑した表情が想像できる。
しかし彼女は私よりしぶとかった。
「モデルナを打たれるなんて思ってなかったわ。ファイザーだとばかり期待していたのに!」
と大きな声で次々に畳み掛ける。
「私は前にアストラゼネカを打ったのよ。アストラゼネカとファイザーを合わせるのが一番効果が高いんじゃなの!?」
ナースがボソボソと低い声で何やら説明しているのが聞こえてくる。
彼も嫌がる人に強制はできない。
多分モデルナの効能や安全性を説明して、それでも嫌ならファイザーを打つ選択肢を検討するのだろう。
その会場だって、20歳以下用にファイザーを一定数確保してあるはずだ。
何が何でもどうしても、という人にはそういう選択もあるのかも知れない。
しかしファイザーの方がいいと言う人全員の望みを聞いていたら、若い人の分が足りなくなってしまう。
ナースも大変だな、と思いながら会場を後にした。
どのワクチンが一番効果が高い?
1&2回目の接種が始まった頃、「ファイザー最強説」が唱えられていた。
研究結果では1回目の接種後はファイザーが最も対コロナの効果が90%と高い。
対してアストラゼネカは65%ほど。
(当時はモデルナはまだイギリスに入ってなかった)
だが2回接種後はアストラゼネカもファイザー同様の効果が上がる。
そしてアストラゼネカの方が抗体が長く持続するとも言われていた。
ワクチンにもブランドイメージがある?
接種が始まった当初、輸入薬のファイザーは、主に70歳以上に打たれた。
それより若い人の多くは、国内で生産されたアストラゼネカが中心だった。
(20歳以下は、「アストラゼネカで血栓が起きる確率がやや高まるかも知れない」とファイザーを打たれるようになった。)
まあそんなこんなで中年層の中には、
「本当はファイザーを打ってもらいたかった!」
と思っている人も多い。
いや80歳以上だって、その時の供給事情でアストラゼネカだった人もいるんだけどね。
それでも「どうせ打つんならファイザーが良かったのに〜」と思っている人はいる。
どのワクチン同士を混ぜるのが効果が高い?
政府からは、「ブースターはファイザーかモデルナを使う」と予め発表があった。
イギリスでは、1&2回目とは違うタイプのものをブースターとして打つことが推奨されている。
その方が効果が高いという理由らしい。
今の所(2021年12月現在)の選択肢は、
「ファイザー」+「モデルナ」か、
「アストラゼネカ」+「モデルナ」か、
「アストラゼネカ」+「ファイザー」ということになる。
どの組み合わせが最も効果が期待できるかは発表されていない。
オミクロン株がどれだけ威力があるのかまだわかっていないのだから、それも当然だけれど。
ちなみに私がNHSサイトで予約を入れた時にはどちらかを選べるような選択肢はなかった。
文句が出ないよう予防線を張られ?
私が接種した翌日、夫が同じ会場に接種を受けに行った。
夫には「多分モデルナだよ」と前日伝えておいた。


ワクチンはワクチンだもの
(「ナーンだ、ファイザーじゃないのか」という顔を夫がしたのを私は見逃さなかった。)
接種当日、会場入り口でチェックを受け、ブースに案内された夫。
そこでナース嬢が開口一番、
「今日は副反応が一番少ないと言われているモデルナを接種します!」
と明るくにこやかに言ったそうだ。
やっぱりねえ、
「え、ファイザーじゃないの!?」
と素っ頓狂な声を上げる人は、私やあのオバサンだけではなかったのだ。
その時あるものを打ってもらうのが一番
ナースだっていちいち細かな説明や別の手続きをしている時間はないだろう。
超忙しい、コロナ前線で闘う戦士なのだ。
第一ウンザリしちゃうよね、
毎度相手にガッカリされたり文句言われたりしたら。
(ほんとすみません、ガッカリしたような言い方して!)
モデルナが一番副反応が少ないとは初めて聞いたが、年齢や性別、人種による統計によるものかも知れない。
それに予防線を張る気持ちも分かります。
プラシーボ効果もある。
効くものも、効かないと思っていたら効かないし、
その逆もまた然り。
何を打ってもかかる人はかかっちゃうし、大丈夫な人は大丈夫。
そこはもう、どうにもならない領域なのだ。
「シノゴの言わずに今あるものをありがたく打ってもらえ〜」
私がナースだったらそう言ってるかな。
あ、副反応は夫も私もなかったです。
微熱も何もなく数日が過ぎましたよー。