ぎっくり腰を英語で伝えるには何といったらいいの?
「歯をみがき ペッとやったら ギックリ腰」
全くシャレにもならないが、先日歯を磨いていたら突然ギックリ腰になってしまった。
あまりに痛みに声も出ず冷や汗が出る。
ギックリ腰を英語で何と伝える?
「ギックリ腰になっちゃった!」と英語で助けを求めるには何と言ったらいいのだろう?
「I strained my back」
と悲痛な面持ちと声で伝えるのが適当だ。
背中がつっちゃったよ!みたいな言い方だが、英語には「ギックリ腰」そのものにあたる言葉はない。
ぎっくり腰は「魔女の一撃」って辞書にあるけど?
昔、ギックリ腰は英語で「Witch’s shot」というのだと聞いたことがある。
「魔女の一撃」を意味し、ドイツにある表現に由来するようだ。
ググってみると「突然腰に痛みが生じること」と一応あるが、実際に誰かが「Witch’s shot」なんて言い方をしているのを聞いたことがない。
夫にも聞いてみたが、「ふーん、そういう言い方もあるのかも知れないな」と薄い反応だった。
医者に腰の痛みを電話で伝えたい時
「back」と言っても背中から腰にかけて背面全域を指す。
腰の辺りは「lower back」。
電話でドクターに相談するなら、
「I strained my back.」
と言ってから、
「I have a severe pain in my lower back.」
腰の辺りがとても痛いんです!と添えると伝わりやすい。
「I have a back pain.」
「I have a backache.」
などと穏やかにいうと、とてもマイルドに聞こえてしまう。
本当に助けがいるなら、とにかく痛いと思いっきりアピールしましょう。
ちなみに椎間板ヘルニアなら
「I slipped my disk.」などと言う。


そして胸の痛みを伴う場合は、ギックリ腰ではなく他に原因があるかも知れない。
その場合はGPか救急に即連絡して、その症状をはっきり伝える必要がある。
NHS(イギリス医療機関)のホームページでは
NHS(イギリス医療機関)を見ると、「背中や腰に痛みがある時」のアドバイスが載っている。
*運動やストレッチをしよう。
*ウォーキング、水泳、ヨガ、ピラティスも有効。
*炎症を鎮める鎮痛剤(イブプロフェンなど)を服用。
*温めるには湯たんぽ、冷やすなら冷凍野菜の袋などを患部に当てるのも有効。
などとある。
なるべく自分で何とかしてくれ、というスタンスがうかがえる。
イギリスに接骨院てあるの?
イギリスには日本のように、柔道黒帯の接骨医が腰をグキッと捻り治してくれるような医者はいない。(今は日本にだってそういないか?)
身体の整体をしてくれる整体のプロはフィジオセラピストやオステオパスと呼ばれる。
またカイロプラクティックも一般的だ。
GPに腰が痛いなどと電話しても、多分ホームページ載っているのと同じことを言われるだけだと思う。(特にロンドンの場合)
次に予約を取れるのは2週間後とか言われるのがオチ、
救急車が来てくれても病院の廊下で一晩過ごすことも良くある話だから、
大概の場合、痛みが徐々に落ち着くのを待つしかない。
その後痛みが回復しないようならフィジオやオスティオパス、カイロなどに治療を頼む。
気長に待てるならNHSを通してもできるし、もちろん「腰の痛み専用クリニック」の類のプライベートもある。
これがイギリスで一般的な腰痛への対処法だ。
近道はない。
腰の痛みの原因を探る
自分がギックリ腰に見舞われた時、壁づたいに移動しながら「何が原因だったのだろう?」と考えた。
その日の自分の行動をたどり、「あ、多分あれだ」と思いつく。
スーパーの宅配を頼み、届いた荷物を3階まで一気に運んだのだ。
その中には水2リットルボトルが3本、
1リットル入りの豆乳やオーツミルクが4本、
更に諸々のものが混じって全部で10kgぐらいかな。
それを2回に分ければいいものを、メンドクサがって一度に全部運んだのだった。
大きなエコバッグの底が階段に当たらないように肘を無理に上げながら持ち運んだのが、背中や腰に負担をかけたに違いない。
「なんてマヌケな私…」
これぐらいまだ平気平気!
と荷物を両手に持って階段を駆け上がったツケがこうした形で表れるとは。


今回は軽くて済んだが…
今回のギックリ腰。
当初の寝返りも打てない激しい痛みも、次の日から次第に落ち着いてきた。
ゆっくりゆっくりストレッチを重ね、
痛いながらに仕方なくも料理をしている間に何とかなってきたのだ。
3日たった今も片側がかなり痛いが、一通りのことはできる。
ギックリと言っても軽く済んだ方だったのだ。
次はアホなことをしないようにと自分を戒めてみる。
自分でまいた種、後で痛い目見るのは自分なのだと思い知る。
腰の痛みには予防が一番?
NHSサイトにも、定期的な運動とストレッチをして痛みを防ぎましょう、とある。
1週間に150分が目安らしい。
そして座る姿勢。
これは自分でも気をつけてはいるつもりだが、やはり癖があり片方に寄りがちだ。
腰に痛みがあるとそれを強く感じる。
以前「ためしてガッテン」で腰痛予防のためには、
「椅子に座っていても30分に1度は立ち上がりましょう」とあった。
これだけは守るように努めている。
「後悔を するくらいなら やる前に 自分の力量 見極めて」
ほんと、無理しないでよね〜。